師範日誌

松栄塾の日々の活動、道場でのちょっとした出来事 映画情報、音楽情報、読書感想 観戦記を、 報告いたします  更新はなるべく毎日行うように 致します 教育とは魂の設計なり

国際武術総合空手道連盟と松栄塾の日々の活動をご報告致します また師範の武道教育の柱となっている「魂の設計」について 思うままに書き連ねております 松栄塾 塾生は必見 連絡等も行います.押忍

2010年05月

一般男子 有級の部は吉田 新選手(闘心會)対泉 達也選手(西山道場)と
なりました 吉田選手は毎回我が連盟の大会に参戦をしてくださり師匠の松岡先生も
とても素晴らしい人格者であります このような団体さんと末永い関係を続けていきたいと
願っております 試合はパワー溢れる泉選手の下段、中段から始まり吉田選手が強いパンチと
カウンターの内股蹴りで本戦は引き分け 延長戦になり徐々にパンチを効かせた吉田選手の
優勝となりました ちなみに主審を務めるのは極真世界戦士にして現在DEEPヘビー級王者の
野地竜太先生です
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かつて 国際女子や極真全日本大会で類い希な活躍を見せた小野知沙子さんが
復活する 先日メールをもらい、だいぶ仕事も落ち着いてきたのでそろそろ復活したい
とのこと、仙台で行われた極真女子全日本大会 準優勝や国際女子で最強ベロ二カ選手
との死闘、国際総合全日本大会三連覇の実績を知るものは余りいない現状で選手達の良い
刺激になることであろう 男性でも一度辞めればなかなか復活が難しいフルコンタクト空手
の世界で再び稽古に身を投ずる事は、まさに生涯武術の鏡である。

写真は最強アイドル 小林 由佳ちゃんと仲良く3位入賞の全関東空手道選手権大会
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  武蔵 五輪書に学ぶ現代武術
 前回、武蔵がいかに勝負に徹した合理主義者であったか様々な文献を元に書きましたが
今回は武蔵が五輪書のなかで何回も繰り返し強調している「実の道」について言及してみたいと思います。
小林秀雄は「実の道」に注目し、ある文献に書いています。
「彼は青年期の六十余回の決闘を顧み、三十歳を過ぎて次のような悟ったと言っている(兵法至極にして勝つにはあらず
おのずから道の器用ありて、天理を離れざるか)勝つと言うこと器用と言うこと、この二つの考えを極めて遂に尋常の意味からは
遙かに遠いものを掴んだように思われる」
「器用とは無論、器用不器用の器用であって決して武術上高級な言葉ではない、器用は小手先の技術を言い、物の道理は
心にある、太刀を器用に使うよりも心の理を知らなければいけないという通念の馬鹿馬鹿しさを彼は自分の経験によって知った
相手が切られたのは自分の小手先によってである、目的を遂行したのは心ではない」とはっきり言ってしまった。

武蔵はこの時代「剣禅一如」「剣は心」と言った通念を馬鹿馬鹿しい物として否定してしまったのです。
剣術という行為のなかで育てられる「道の器用」をなぜ侮辱するのか「小手先」の業を卑下して剣は心だ精神だと理屈に
逃げ込むのは現代にも数多く存在するカリスマ的な武術家にも該当するのではないでしょうか。
現実的に手で椰子の実を叩き切るのは、何の実用性があるのか 試し割りで破壊力を誇示するのは単なる暴力ではないかと
批判するのにも似ています。ならば一度手で椰子の実を破壊して見せろと宣言したのが五輪書なのです。

武蔵は「記号」というものに騙されない人間でした。

「剣禅一如」や坊主の袈裟にも名家の旗印にも、現代で言えば「ブランド」に騙される薄っぺらな人間ではなかったと言うことです
要するに「実の道」とは「有効な行為」のなかにある「器用」を抽出してその意味を普遍的な方法にまでもたらす、一つの行程のことです。
武蔵は「実の道」を貫くこの「器用」は至る所(道)に於いてただ一つの物だと思いました。
器用を馬鹿にして極意がどうの、悟りがどうのという輩は、口先ばかりで何も分かっていないのだとばかりに五輪書は続きます。

一体、武蔵は何のために二十八.九歳まで六十余度の勝負に無敗であったと言うことを書いているのか、その勝利が「兵法至極」に
よる物ではなかったと言うためです、勝ちは単に自分にそこそこの天分(道の器用)があり相手はたまたま!そんな自分よりも弱かったから
勝ちが転がり込んだのだ、ただ、それだけのことであると書いています。
そんなたまたまの勝利を武蔵は決して満足することはなかった、そこに偶然の勝負と手を切るための武学があったのではないでしょうか。
武蔵と戦った様々な相手も「器用の限り」を尽くして彼を倒そうとしている、自分に器用があるように相手にもそれぞれの器用がある。
自分の器用と相手の器用は同じ質の物であることが分かる、しかも、ほんのわずかな程度の違いである、この現実を何とかする物でなかったら
兵法など武士がその生涯を懸けて探求する物ではないだろうと考えたわけです。
この疑問に完璧な答えを見つけるために、更に二十年の月日を費やしたと言えるでしょう。

武蔵は極度に端的に書いています。

自分が十三から二十八,九歳までに行った六十余度の勝負は実につまらぬ物であったと。
自慢や謙虚に全く関心がない武蔵は唯々、自らの経験から「運に頼らない至極」とは結局自分に於いて何だったのだろうか
考え抜いて出した結論こそが「実の道」だったであろう事は五輪書に明らかであると思います。

ここで武蔵が登場する少し前に剣聖と崇められ余にその流儀を確立した天才剣士の話をしたいと思います。
数々の作家や歴史家が最強と謳う上泉伊勢守です 流派や流儀が何百というおびただしい数があるなかで神道流 念流 影流という
三つの流派を極め心影流を確立しました。
伊勢守は袋竹刀という物を発明したことで有名です。
晩年、彼はこの袋竹刀をもって木刀や真剣と立ち会い一度も負けることがありませんでした。
と同時に特筆しなければならないのは、「彼はこうした試合で敗者を作らなかったのです」
彼が作り出したのは喜びに満ちた共鳴者であり同じ理想の火を灯された覚醒者だったのです。

彼は勝つことを創ることに変えた。

いかにして彼我の間に無窮の運動世界を創るかに変えていったのです。
偶然による生死が横行していたこの時代が百年以上続いたその先にこのような流儀が確立されたのは日本武術の軌跡と言われています。

進化とは何でしょうか?

生命体がその環境を自分に課された新しい問いとして立て直し、それに答えることではないでしょうか。
回答に失敗すれば生物種は死滅します。
この回答には文字通り生存を懸けた創造の成否がかかっていたのです。
武蔵にしろ上泉伊勢守にしろそれぞれに身ひとつの工夫で作りかえ、それに回答をした人達だと言えるのではないでしょうか。
                                       続く

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全日本武術総合空手道連盟 関東大会 中学の部 中級クラス
身長差30センチ 中澤 将VS北原周平
執念の上段回し蹴りで一本勝ち

将くんは前回の全日本大会で中段を効かされ一本負けをした
中学に入っても他の子のように空手を辞めることなく
努力を続けてきた   流した汗は嘘をつかない
そして「最高の才能」はただ「続けること」
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今大会、最もエントリーの多かった小学6年生 上級クラス
決勝に残ったのは松栄塾最多試合数を誇る岩崎泰我選手と
名門、空手道MACの大房宇斗選手 3度目となる対戦は
またもや大房選手の凱歌に・・・泰我が勝つためにはなにが必要なのだろうか
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久しぶりの愚ログ更新 恐れ入ります
今日から第2回全日本武術総合空手道連盟 関東大会の
名試合をロードしていきます
基本的に決勝戦72試合ありますので(汗)気長にお待ち下さい
記念すべき第一回は松栄塾の若大将 青地選手の決勝戦です
残念ながら判定3−2で敗れましたが身長差30センチをモノともせず
全力でぶつかっていった勇気を称えたいと思います。
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09d3ae47.jpg優勝 竹谷 将 準優勝 佐藤 天 第三位 田島稟斗 板倉大樹
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第2回全日本武術総合空手道連盟 関東大会でゲストに来てくれました
野地竜太さんからメールがありました
新しく道場を開設してブログを始めたからのぞいてみてくださいとのことです http://ameblo.jp/nojidojo/entry-10531472141.html
関東大会のことも書いてくださっています
これからも全日本武術総合空手道連盟は空手最強を信じて野地さんを応援して参ります
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87c8060c.jpg久しぶりに自主トレーニングで二時間たっぷり汗をかきました やはり自分は稽古をしているときが一番楽しいと感じます
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全日本武術総合空手道連盟 第2回全関東空手道選手権大会が無事に終了いたしました
まずは関係各位の皆様に心から感謝の言葉を伝えたいと思います
本当にありがとうございました

様々な課題も残しましたが、ともかくは大成功であったと思います
全日本武術総合空手道連盟の大会成功基準は「1人1人の選手が喜んでくれる大会」であります
大会のための大会でもなく連盟の為の大会でもなく参加する選手が主役でありすべてであるという
大会を開くことが全日本武術総合空手道連盟に課された最大の目標です。
今回は本格的に連盟が発足し心ある六団体の先生達が、いかにして選手が喜んでくれる大会を
行うか心を砕いてくださりました。
その功績は書いても書いても書ききれないほどですが今後様々なシーンで紹介をして参ります。
成功の大条件は「絶対無事故」です。
選手が喜んでくれる為の大前提として断じてアマチュアの大会で犠牲者を作ってはいけないという
想いでした、自分もかつて息子がプロの試合でくも膜下出血を起こし苦しんだ姿を身近で見てきました
格闘技の世界に飛び込み夢に向かって戦いながらも途中で断念をしなければならなかったことは
身を切られるような思いでした。
親にとって一番大切なのは子供の名誉ではなく無事故であると思います。
様々な大会で、この一点がぶれれば、いつか必ず大きな事故につながるのではないでしょうか。
そういう意味では松栄塾の選手が勝つか負けるかなどと言うことは二の次であり全力を
尽くして無事故を勝ちとった事が最大の勝利であると考えます。

松栄塾 交和会 拳成館 正拳会 求道塾 修心会館のご父兄の皆様は前日の設営から
当日の様々な役割を心一つにして勝ちとった勝利であると宣言したいと思います。

大会の内容については今後更に検討を重ね更に良いものを作っていきたいと決意を致しました
今はともかく正々堂々と戦いきった松栄塾選手1人1人に心から賛嘆をし課題を見つけ更に強く
成長できるよう頑張って参ります ご父兄の皆様改めてお疲れ様でしたありがとうございました

                              押忍<DSC_0484
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