師範日誌

松栄塾の日々の活動、道場でのちょっとした出来事 映画情報、音楽情報、読書感想 観戦記を、 報告いたします  更新はなるべく毎日行うように 致します 教育とは魂の設計なり

国際武術総合空手道連盟と松栄塾の日々の活動をご報告致します また師範の武道教育の柱となっている「魂の設計」について 思うままに書き連ねております 松栄塾 塾生は必見 連絡等も行います.押忍

2012年12月

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本年も残すところ、あと4時間となりました。
心から感謝と激動の一年間でした。

常日頃、松栄塾の活動をご理解ご協力いただきました多くの
皆様に御礼申し上げます。
お陰様で多くのご父兄の皆様に「子供が本当に成長した」との
温かいお言葉をいただきました。
空手を修行する一師範としてこれほどの喜びはありません。

人が成長するということは、どういうことでしょうか。
そして、どのような稽古、訓練をすれば人は成長するのでしょう
その事を毎日のように考えた一年でした。
結論として成長する人や少年には共通することが、いくつかありました。

まずひとつは目標を具体的に数値化する人です。
その意味でやはり目標とする試合は成長に欠かせない修行です。
また試合という大きの目標まで行かなくても、具体的に
「数値化すること」で成長を感じやすくなり、ものごとを続けやすくなります。
続けることこそ最高の才能と言いますが「続けられる人」と「続けられない人」の差はどこにあるのでしょう。
 この1年間、残念ながら目標を見失い、途中で退会してしまった人がいます。
 
この「はじめる人は多く、最終的に残る人はわずか」という傾向は、他の習いごとでも同じでしょう。 
 みんな同じように、習いごとに興味を持ち、それが楽しそうと感じたから入会したはずです。
 それなのに、続けられる人と続けられない人が出てくるのはなぜでしょう? 

鍵を握っているのは「成果を見つけられたか」であると思います。

空手をはじめる人の多くは、「強くなる」を目的に入会します。 
最終的には、この成果を感じた人は続けやすいし、成果を感じなかった人は辞めてしまうということになります。

この「成果」には、「本人が気づきにくい」という落とし穴があります。
 
私自身、空手を始めた時、初めての試合で女の子にボロ負け(今で言うとあねらちゃんみたいな子がいました)
センスも悪く覚えも悪かったと思います。しかしながら「空手が好き」でただ、ひたすら続けることにより、帯の階級も上がり
多くの型を覚え、組手でも負けることがなくなって行きました。
 このように、成果というのははじめのうちは見えにくいものだと思います。

何となくの感覚で数値化して行くものが審査であり試合であり日々の稽古なのです。

 人は、自分自身のことには、気づきにくいものです。
 
習いごとで、周囲の人たちは「ずいぶん上達したな」と感じているのに、本人は「なんで全然うまくならないんだろう」と悩んでいたりします。 このようなことが続くと、「自分はこの分野に向いていない」と思い込んで辞めてしまったり、モチベーションが下がって停滞するようになります。 自分の成長を自覚しやすくする方法は、あらゆることを「数値化すること」です。

とともに空手を教える指導者がどんなことでもいいから、数値化した事柄を「誉める」ということが
現代においては、とても大切なことだと思います。

来年度の合言葉は「ずいぶん上達したね」

一人ひとりがその個性を褒め称え、可能性を信じ未来を開かせていく。
その活動が出来れば、まだまだ松栄塾は捨てたものではないと思います。

重ねて指導員、ご父兄、連盟の師範方、全塾生の皆様のご健康とご発展をお祈り致します
ありがとうございました       押忍
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本日、少年部稽古納めです
宇野先生と千本蹴りを行います
新年初稽古は2日午後1時から行います
毎年恒例のお雑煮やお汁粉も作りますので奮って御参加ください
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本年最後の松栄カップが12月24日開催されました
今回で第6回を迎え毎回激戦熱戦が展開されましたが、今回は直前に日程変更が
あったため強豪集団 拳成館の参加が1名のみとなり残念ながらいつものライバル争いは
見ることができませんでした。
しかしながら野地道場から12名の参加者があり破天荒塾からも5名の参加をいただき
最後に相応しい試合の数々を展開いたしました、
試合内容に関しては改めて書きたいと思いますが、回を重ねそろそろ同学年トーナメントでは
限界かなというのが、正直な感想でした。
やはり強い少年が固定化してしまい毎回優勝というパターンが多くなると
練習試合としての意味が薄れてしまいますので、来年度からは初級、中級ぐらいには
クラス分けをしたいと思います。松栄カップはあくまで本番試合に向けての準備段階の
試合という位置づけが大切なので連盟の先生方ともよく打ち合わせながら進めてまいりたいと
思います。次回は2013年2月3日(日)を予定しております。
大会最後には野地祭りで優勝した西村匡生くんが五人組手に挑戦し見事二級茶帯に昇級しました。
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終了後、行われたクリスマス会は松栄塾のみならず野地道場、破天荒塾合同クリスマス会と
なりました。拳成館の黒澤館長も残って頂き楽しく有意義な時間を共有することができました。

松栄塾がクリスマス会を開催するようになったきっかけは、松栄塾で空手を習う二人の兄弟でした
当時まだ道場もなくコミュニティ会館で行なっていた松栄塾にY本くんは通っておりました。
ご両親は離婚をされ、お母様は夜勤の多い看護師をされていました。
当時の最後の稽古の日がクリスマスの25日だったと記憶しています。
お母さんは夜勤で帰らないと聞いていた日にお兄さんのMくんに「クリスマスはやらないの」
と聞いたら「お母さん夜勤だから」と言っていました。

世間はクリスマス一色なのに、ケーキもなく寂しい部屋で二人きりかと思うと居たたまれず
「空手のみんなでクリスマス会をやろうか」と提案し開いていたコミュニティ会館の
一部屋を借りて大人の稽古生に手伝ってもらいケーキやお菓子を持ち寄って、ささやかな
クリスマスパーティーを開きました、当時小学校一年生だったお兄さんのMくんと幼稚園児の
Mちゃんは毎年、松栄塾のクリスマス会を楽しみにしておりました。
ケーキと袋菓子それと缶ジュースだけの本当にささやかな会でしたが、二人はその日を
本当に楽しみにしてくれて兄が6年生になるまで空手に通ってくれました。
引越しに伴い空手は続けられなくなった5年後、道場にMくんが遊びに来て話してくれました。

「あの時は、みんながクリスマスで楽しくしていることが本当に辛かった、なんでうちには
サンタさんが来てくれないんだろうっていつも妹と話していたんです」

「でも空手に入り、みんなが優しくしてくれて、毎年クリスマス会を開いてくれたのが、僕達
兄弟の最高の楽しみだったんです」

彼はお母さんの後をついで看護師学校の生徒になっていました。

「下の妹も来年、看護師学校に入るんです、僕たちは先生が教えてくれた一番弱い人を守るんだ
という教えを一生涯忘れません」・・・

先日、26歳になった彼から電話をもらいました。

「今は看護師になり被災地の岩手でボランティアの仕事をしています、毎日大変だけれど空手で
習った事を思い出しながら一人ひとりの被災された方と向き合っています」

「辛い時や苦しい時は少年時代、優しくしてくれた空手の人たちのことを思い出しながら
頑張っています、先生、今年、僕等もクリスマス会を開くんです・・・被災してご両親をなくした
子供達を励まそうとボランティア仲間が集まって、寒いから鍋なんかやるんでクリスマス会
じゃないみたいですけどね・・・先生、まだ松栄塾ではクリスマス会をやっているんですか?」

「おう、やっているよ・・・君の後輩たちがたくさん集まって・・・Mくんがいた時の
何倍にもなってみんなで楽しくやっているよ、先生は今年、裸でダンスするんだぞ」

「マジすかーーーいゃーーー先生の裸ダンス見たかったなぁ」

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松栄塾の空手は「魂の設計」
ここにも一人、空手魂の弟子が頑張っていることを知って「52年生きてきた意味があったな」
と空手に改めて感謝を致しました。

クリスマス会では多くの方のご協力をいただき大変にありがとうございました。
特に素敵な演出をして下さった金澤先生、チャンスをくださった野地先生、
人一倍楽しんで演じてくださった黒澤先生 突然のお願いにも二つ返事で参加して
くださった大畑先生 みんな先生と呼ばれる存在なのに恥も外聞も捨てて
「みんなが喜んでくれるならと、まさに一肌脱ぎました」

毎年、素敵なケーキを作ってくださる女優候補 丸尾婦人部長
素敵な完成と大いなる笑い声、その声がどれほど「先生」達を勇気づけたことか

金澤先生と野地先生の素敵な奥様方にも大変なご心労をおかけいたしました。
心から感謝申し上げます。
この勢いで空手道松栄塾、来年も頑張って参ります。   押忍
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24日行われます松栄カップに破天荒塾 最高師範の金沢久幸先生から
トロフィーメダルの贈呈がありました。
本年最後の松栄カップ 今年も数々のヒーローを生み出して来ました。
今年、最後のチャンスを取りに行きましょう。
またクリスマス会では先日の野地祭りDVD映写会上映と先日、見事防衛を果たした野地竜太さんと
全日本キックライト級チャンピオン&世界ムエタイスーパー−ライト級チャンピオンの
金沢久幸先生がベルトを持って参加して下さいます。
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二度とないクリスマスプレゼント、世界を取ったベルトを巻いて記念撮影を行います。
更には、初公開、金沢久幸先生演出 格闘家空手家ショーを行います
内容はトップシークレット 撮影厳禁 口外禁止の秘密厳守














ヒントはこれです・・・
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奮ってご参加下さい。
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DSC_6246日曜日の興奮覚めやらね日々を送っておりますが、24日午前10時から松栄カップ午後1時より松栄塾、拳成館、野地道場、破天荒塾合同、大クリスマス大会を行います毎年恒例のビンゴ大会、格闘技ゲーム大会、丸尾婦人部長の手作りケーキ、年間最優秀選手や三賞の発表、盛りだくさんの企画になっております、さらに終了後野地祭り打ち上げまでやってしまいたいと思います野地祭り参加の皆様は奮って御参加ください、選手の皆様は奥様、彼女同伴で御参加ください 世界を相手に勝負された有名格闘家も奥様と参加されます。
年に一度のイベントですので、皆様で多いに盛り上がりたいと思います。
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見事、タイトルを防衛されました野地先生の戦い
空手の必殺技 三日月蹴りから中段回し蹴りそしてコンビネーションの膝蹴り
見事な一本勝ち!!
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拳成館の役員の方が撮影してくださった近距離からの氷柱割り

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匡貴

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クダ
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2012年12月16日 ディファ有明において全日本武術総合空手道連盟の団体が集い
タイトルマッチ、防衛戦に臨む野地竜太先生のご配慮で「野地祭り オクタゴンの空手祭り」
が開催されました これには全日本武術総合空手道連盟 松栄塾 拳成館 野地道場 破天荒塾の
代表メンバー60名が空手少年初のオクタゴンに入り基本演武、型、試し割り、少年5年生最強トーナメント
さらには野地道場VS松栄塾 5対5空手ラウンド制ワンマッチが行われました。

まず始めにこのイベントが開催可能になったのは、連盟加入団体である野地竜太先生が現役の総合格闘技
王者であり防衛戦を兼ねたイベント開催時間を確保していただいた事から始まりました。
もし野地先生がいなければ絶対に行われることのない空手少年に取ってはビックチャンスでありました。

話は長くなりますが自分たち昭和30年代40年代の空手出身者は「史上最強の空手」や「最強、最後の格闘技」を
信じてフルコンタクトの空手を修行して参りました、強さへの憧れが強ければ強いほど肉体を鍛え精神を磨き
「最強」を目背し青春のすべてを懸けて空手を修行して参りました。
 
しかしながら、1990年代に台頭してきたK-1の影響で顔面なしのルールが本当に強いのか、更に追い打ちを
かけるかのようにUFCにおけるグレイシー柔術の圧倒的な強さ、ルールなしの戦いにおいては
顔面攻撃のない空手のスタイルは各団体の最強戦士が挑戦しながらも空手最弱を証明することとなりました。

自らが信じ人生を懸けてきたものの敗北は自身の人生を否定されたような悔しさから、キックボクシング、テコンドー
柔術を学び「空手こそ最強の格闘技なり」を証明しょうと様々な団体に挑戦するも年齢的な問題から
その世界での証明は叶わず「空手は空手のルールで強ければそれでよい」というスポーツ的な感性で諦めていたとき
かつては「野生の喧嘩空手」と謳われた野地竜太さんと空手の大会を通じ知り合うこととなりました。

野地先生こそルールに逃げることなく、どんなルールであっても空手の強さを証明しようと現役を続け武道的な考えから
引退をしないと覚悟を決めた「総合空手」の王者であります。
その破天荒なる挑戦には度重なるメジャー団体からの嫉妬、妨害、迫害を受けながらも空手の力を信じ防衛を続けておられます。
まさに、そのような空手界の真の侍が存在してこそ、このイベントが可能になったと思います。

始めて立つオクタゴンという命のやりとりを行う金網に入った少年部の代表は今、自分が持つ精一杯の氣合いと演武で
「日本には民衆を守り自らを鍛え礼節を重んじ、そして最強を目指す最高の格闘技 空手があるんだ」と一人一人が
叫んでいたような気が致します、3才、4才、小学生といった年齢で世界で最も厳しい闘技場に立った空手少年拳士達は
幼くしてリングに立つ史上最強の立ち技、ムエタイの少年達に優れずとも劣らずと言えるのではないでしょうか。
いや、ムエタイの少年が生活のためビジネスのため過酷なリングに立っているならば、この少年達は空手で培った
礼節、勇気、根性、さらには友情と誠意そして何より感謝の気持ちを持ってこの舞台に上がっているのです。
演武が終わり、輝く瞳で友の戦いを見つめ惜しみのない声援を送る少年、少女達を見ていると必ずやこの中から
日本をさらのは世界を変えていくような侍が育つことを心から祈りました。

少年部試割では佐藤天君が四方割りに佐藤海さんがバット折りに挑戦しました。
11月に48歳という若さで他界された佐藤友昭さんの息子さんと娘さんでした。
成長し皆の前で立派に演武を努める二人のことを観たかっただろうになぁと想いながらも
きっと天国から見守ってくれていたと思います。
伝説の空手家である倉本成春師範は北海道で天を「お父さんは君の胸の中に大切な財産を残してくれた」
と激励してくださいました。

自分自身も北海道で骨折して以来、久しぶりの氷柱割りを行いました。
自分的には0点の出来ですが、黒澤館長と合わせて100歳を越える「親父」が
怪我をしながらの氷柱割りは若い者に「決して最後まで諦めるな」「こんな親父でも頑張っているんだぞ」と
背中は見せられたかなと思います。
審判

少年トーナメントは西村匡生君が唯一4年生で有りながら(今回のトーナメントは5年生で行いました)
優勝を勝ち取ることが出来ました。
今回のために野地道場に出稽古に行って直接、野地先生に鍛えていただき、拳成館に行っては
黒澤館長にボコボコにされた努力が実りました。
試合は僅差でありましたが、その僅差のために、ほんの少しの僅差のためにどれだけ努力が出来るのか
そこに勝負の分かれ道があると西村君は証明してくれました。
匡貴
 
一般部 トーナメントは次鋒 門垣祐平さん 副将 大澤雄一さん 大将 敦史塾長が僅差の判定ではありましたが
勝利することができ、これまた亡くなった佐藤さんの弔い合戦になったと思います。

門垣君は昨年末、アキレス腱を断裂 選手生命すら危うい状況の中、上半身の強化に励んできました
11月にはキックボクシングルールにも挑戦、いみじくも今回、松栄塾チームの特別コーチになっていただいた
金澤久幸破天荒塾長に鍛えてもらいました。

大澤親分も現在仕事状況が一転し毎週末金曜土曜日曜は朝4時から仕事が始まります。昨日も朝4時に起きて
いつも通り仕事をして早めに帰宅、午後からの参加になりました。
どんな状況にあっても自分の修行と捉えその中で精一杯自分と戦う、ここにも松栄塾の魂を持った戦士が誕生しました。
松栄塾の目標は「魂の設計」です、理屈ではなく、人生のどのような苦難、逆境に遭おうともそれを空手魂で乗り越える「侍」を
空手の修行を通じ育てること、また一つ道場の目的が明確化されたと思います。

敦史は塾長としての責任を果たしました。
彼の原動力は病気になる前、毎週土曜日、彼のクラスに欠かさず来てくれていた佐藤友昭さんの事でした。
稽古が終わると安いラーメン屋やカレーショップに行き松栄塾の未来を語り合ってくれた佐藤さん。
少ない給料で悩んでいたときにも人生の先輩として「わしも若いとき音楽に狂っていたから気持ちは分かるよ」と
優しく微笑んでくれた佐藤さん。敦史がiPhoneを持っていることを知ると大切なBOSEのステレオをくれた佐藤さん。
ファミレスで拙い愚痴を弾ける笑顔で朝まで聞き続けてくれた佐藤さん。
「いつか、必ず試合に出ます」と決意してくれた佐藤さん。
お通夜では人目も憚らず大泣きした敦史は不甲斐ない試合を重ねてしまっている自分自身を心から反省して
自分を見つめ直した、今、自分がやらなければならないことは、何なのか、その事に気づかせてもらった
だけでチャンスを作ってくださった野地先生、叱咤激励をしてくださった金澤先生、心から励ましてくださった
黒澤先生に心から感謝する野地祭りでした。
クダ敦史黒澤

人は一人で戦わなければならない でも人は一人では生きられない 多くの友だちと志を同じくする仲間
先輩、先生、師匠がいる人生の有り難さを敦史塾長は今回の戦いで学びました。

野地祭りの本当のラストを飾るタイトルマッチ 防衛戦
一時はマウントポジションを取られながら腕を極めかけられながらも
最後は空手最強の中段回し蹴りでまさに一本勝ちされた野地竜太先生
「空手をやっていて良かった」そう叫ばれた空手の「本当の勝者」には
誰よりもどの選手よりも大勢の仲間の歓喜の渦ができておりました。

















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