b9cafea6.jpg今年で3年目になるK−1グランプリ決勝戦の出演が決まったのは、
ハワイから帰ってきて、すぐの29日だった 今回は開会式は、世界的な
マジシャン セロ・ショーが、行うということで、(なんと2分間で数千万円)
オープニング演武はなくなった為 基本的にセームシュルトの応援少年30名と
国旗先導役員が4名ということを、言われていたが
 30日に新高輪プリンスホテルで行われた
最終役員会で新たなるライバルが出現した 「24人の女神」とモデル事務所の
タレント達 このままでは、すべての役柄を取られてしまいかねない

役員会で担当責任者に強訴した

「うちの子達は、本当の格闘技に関連している 戦っているスタッフです
世界一の格闘家を決める花道を歩く資格があるのは、モデルではなく
本物の戦士達だ」
「子供達は昨年より、このイベントに参加することを楽しみに一年間
精進を重ねてきたのです、たった数分の出演でも彼らは命がけで旗を
振り先導するつもりです」

熱意は伝わった

選手達の後を堂々と行進したのは、4名からなる国際総合の戦士達

世界選手権大会出場の疲れも取れていない中、青龍会の伝統的な黒の道着を
身に纏い小さな身体で胸を張って国旗を掲げた 白鳥沙穂選手

国際総合空手道 全日本大会三連覇 慣れないテコンドーの道着に
いやな顔ひとつせず、最後まで堂々と行進した 小野知沙子選手

プロキッキボクサーであり現在三連勝バンタム級ランキング選手
松栄塾オリジナル炎の道着を着た 重松敦史選手

そして、当日体調を壊し吐きながらも弱音一つ吐かず
最後まで自分の役目を果たした 奥井広大選手 彼は
足を骨折しているにも関わらず一日中、立ち続けて見守っている
父の想いを知っていた

そう、このイベントに空手着を着た少年達すべてが、師の期待
親の期待を一身に受けながら12時間に及ぶ役目を果たしていた

ギャラをもらってやっているタレント達は終始、だらけていて
ひどいやつは、ジーパンの上から道着を着ていた

国際総合の子供達は、空手着一枚で寒いとも言わず
長いリハーサル中も毅然と起っている事を
心から誇らしく思えた

セームシュルトの大勝利のおかげで2度に渡って世界一の花道を
行進し満面の笑顔で控え室に帰ってきた32名の少年達はK−1
選手以上に輝いていた

名もなき小さなヒーロー達 君達が、この先辛いこと悲しい事に 
ぶつかったとき今日の事を思いだしてほしい
世界一の戦士と共に堂々と行進したことを忘れないでほしい

君達が、いつか様々な分野で大きな舞台に立つことを
僕たちは何があっても信じている