3d6c19b1.jpg2008年度 ご父兄の多大なるご協力の下、夏季合宿が無事終了しました。
今回はスタッフ13名、隊員33名の46名参加となり
今まで行っていた千葉九十九里から内房総に会場を変え
岩井海岸 三富荘に宿泊 岩井海岸と今回の最大行事 鋸山頂上登山を
行いました。
後援会副会長の田島先生が特別に自家用車を出して戴き荷物の運搬、人員の運搬
緊急の際の送迎から,すべて賄っていただき本当にご苦労をお掛けしました。
この場を借りてお礼を申し上げます。
19日 台風がまた近づいているという曇天の中、デオデオ前を観光バスが出発
一路、岩井海岸へと向かいました。
途中、市原パーキングで休憩をすると海や山へとバカンスを楽しむ親子連れで
ごった返しており本格的な夏の到来を感じました。

今回の合宿のテーマは
1,絶対無事故で世界一楽しい合宿
2,各自が三日間で限界に挑戦し自己の壁を破る
3,生活の中で自分革命を成し遂げる
の三点を「無事故」「各自成長」「自分革命」と課題しました。
結果を先に言ってしまうと大成功であったと思います。
合宿所に着くと同時に一回目の海稽古が岩井海岸で始まりました。
海水浴で賑わう観光客を横目に空手着に着替えた一際目立つ集団が
敦史塾長の掛け声の下、海岸を走り抜けました。
気温が上昇し熱中症対策が最大事だったのでスタッフの澄子先生チエ先生
仲摩先生に水と氷を準備して戴き二代の給水器からいつでも水分を取れるように
設置してもらいました。
初めて合宿に参加した隊員は先輩の隊員から伝統ある海稽古の意義を聞きながら
勇んで参加しましたが、不安定な砂場で蹴りを行う困難と曇りという天気予報を
覆す太陽の日差しに射されながらの稽古に全員が大粒の汗を流し続けました。
一回目の稽古の締めは平安気ら平安垢泙任侶燭魍ご澆嚢圓い修譴
監視員の人たちも珍しげに見守っていました。
合宿所に戻ると全員で空手着の洗濯です。
生まれて初めて洗濯をする隊員も多く日頃、お母さんがいかに大変な思いをして
空手着を洗ってくれているのかを学びました。
また、どうしても、がさばる空手着を洗えない隊員の為に班長が
洗うのを手伝い後輩の面倒を見ると言うことを学びました。
今回、一番成長したのは何と言っても10班ある各班長達でしょう。
集合時間に班員が遅れれば班長が怒鳴られ機会あるごとに班長会で
問題の提示を迫られ、その問題の解決のため悩み話し合って隊員達の勝手な
行動、仲間同士の喧嘩、自由行動を阻止してきました。
人のために苦労することが一番人間として成長することが班長達は
身をもって分かりました。

昼食のカレーライスを食べ午後は海でのリクレーションを行いました
各班に別れて海水浴や波遊びを行っているときもスタッフの人たちは
隊員の数を正確に数え不測の事態に備えていました。
遊び一つ取っても多くの人たちに見守られていることを隊員一人一人が
自覚し始めました。本当の団結は「思いやり」の中から生まれると言うことを
学びました。宿舎に戻り各班でディスカッションを行い自由時間には各班で
課題にしていた「型」も自主的に稽古をしていました。
今回の合宿で一番みんなに学んで欲しかったこと、それは「自分の頭で考える」
ということです。日本は長く鎖国をしていた島国のせいか未だに悪しき体質が
残っている国です。お上には逆らうな、寄らば大樹の陰、長いものには巻かれろ
赤信号みんなで渡れば怖くない的メンタリティからの脱却、それこそが未来に
生きる青少年の大切な自立条件だと思います。

夜は久しぶりにバーベキュー大会をやりました。
三台のバーベキュウセットに取り立ての野菜と牛豚羊の肉150人前をみんなで
囲み楽しい夕食と歓談を楽しみました。
食事をするのも大切な稽古です。自分の好きな物しか口に入れないで済む
現代っ子には合宿の「野菜が食えないなら何も食うな」という一言は強烈な試練
食べる事も戦いです。
食事が済んで第1回目の合宿講義をホールで行いました。
この日の為に用意したバガボンドの教材を広げ「剣聖 宮本武蔵」を原作とした
井上雄彦の「バガボンド」を学びます。一日目は「報恩感謝」と「生きる目的」
難しいテーマを少しでも分かりやすく皆が学べるよう漫画を見ながら講義を進めました。
小さい子には難しい話であったかも分かりません、しかし、子供はこちらに執念があれば
毛穴から話を理解する生き者です。眠たそうにしていた子もいましたが、真剣な眼差しで
聞いてくれた子も確かにいました。報恩感謝とは「親の恩」「師の恩」「主の恩」という
人生上切り離せない三つの恩を知り感謝の念を持つことによって人間として
正しき道を歩むと言うことを武蔵と沢庵和尚との関係から学びました。
また、武蔵が訳もなく殺傷を繰り返し「何の為に生きている」と自問するシーンを
みんなで考え生きている目的を考える事がすなわち武道の目的とリンクすることを
学びました。打たれ弱くすぐに自殺や人殺しをしてしまう現在社会、沢庵和尚の「闇を抱えて生きろ」
という一言には、その解決の糸口があるように思えて仕方ありません。

講義が終わり毎年、みんなが楽しみにしている肝試し行いました。
班長がお化けに扮して暗い夜道でみんなを脅かします。
肝を練る恰好チャンスである、田舎の暗い夜道、脅かそうと必死になる班長の
努力空しく、肝試しは不発に終わりましたが、終了後、宿泊者のいない部屋で
行った師範の怪談話は聞く者を震え上がれせ、深夜「あの話は本当ですか?」と
聞きに来る子供もいました、もちろん「嘘ぴょーん」と答えたのは言うまでもありません。
さすがに初日緊張したのか隊員達はテレビも電気も付けっぱなしで寝込んでしまい敦史塾長が
見回りに各部屋を回って初日は無事終了しました       続く