DSCF6563

 少年部みんなの兄貴分である佐藤少年部長のお父様 佐藤友昭さんがお亡くなりになりました
昨年、春手術を受けられたあとも元気に道場に顔を出してくださり、来年は必ず試合に出場しますと
笑顔で言っていた「とっつぁん」その秋には北海道大会の付き添いで二泊の旅行をし極真会北海道支部長の富高先生と富良野の街を散策しました、当初は病に効果がある温泉に行こうと予定を立てていたのですが「子どもたちに大自然を体験させてあげたい」と富良野の広地へ

歌がうまく、かつてはバンドを組んでいた時期もあったそうでカラオケではいつもスターでした
一昨年の合宿では隊長としてみんなを引っ張ってくださいました。
8月のある日、ふとストレッチのクラスに来てお年寄り達に混じってストレッチを・・・
「まだ、奇跡を信じています」と現段階で動けることが奇跡であるにも関わらず最後まで
病との戦いを辞めずファイティングポーズを取り続けておりました。

今週火曜日 河野先生のご提案で、一日も早く元気に復活できるよう「黒帯を贈呈しよう」ということになりすぐに注文、本来は二週間かかるところ制作関係の方の協力もあり昨日完成、本日、代表の者と
お見舞いに参りました。大好きだったボクシングの西島洋介さんとも会話を交わし
宇野先生が渡された黒帯を確かに両手で受け取り「ありがとうございました
押忍」と小さいながらもはっきりと答えられたのが最後の会話となり、その四時間後、七時四十五分
家族の方に見守られながら霊山へと旅立たれました。
「松栄塾の人たちは強いとか弱いとか偉いとか貧しいとか別け隔てなく付き合える最高の友です」
笑顔で話されたおの一言が忘れられません。

私たちは佐藤さんから多くのことを学びました。
本当の強さ、家族愛、諦めない心、折れない心、辛くても悲しくても消さない笑顔。
限りある生命の尊さと挑戦することの素晴らしさ、佐藤さんの人生は武道家であったと思います。

松栄塾一同 心から哀悼の意を申し上げます。

佐藤さん お疲れ様でした 

松栄塾を家族のように思ってくれて、ありがとうございました  押忍