今年最初の大会である第五回総極真全関東空手道選手権大会が終わりました。
結果は昨年を下回りましたが、一人一人様々な学びがあったと思います。
一年生コンビの鈴木大心は、1回戦完勝、2回戦の壁を打ち破れませんでした。
大心の良いところは、ともかく稽古をサボらないことです。
松栄塾後援会長をお願いしているお父様に厳しく言われてきているのもありますが
やはり、稽古が楽しいと感じて参加しているのは、大切なことです。
稽古中、少しふざける癖がありますが、試合に負けることで、そうした自分の癖を
省み、何れ好転するときが必ず来ると信じて戦い続けるなら、それは成功体験へと
繋がっていきます。

お兄ちゃんに影響され、このところ力をつけてきている下門海斗も1回戦は勝ちとりました。
2回戦の壁を破るためには、「自分の勝ち方」を身に付けなければいけません、大会で上位に行く選手は
必ず自分の勝ち方を持っています、この勝ち方というのは好きな技、得意な技とは少し違います
このルールの中で自分が生き残るには何をしなければいけないのか、そのことに気づくことが
勝ち方を知ると言うことです。

お兄ちゃんの大翔は、今回、頭一つ大きな選手と対戦し、一歩も引くことなく前に出ました。
相手の選手が大きいと、やはり恐怖が先にたってしまい、動けなくなるものですが、今回の
大翔は最後まで心折れることなく闘い抜きました、たとえ、それが負けに繋がっても、今までの自分を
越えればそれは立派な成功体験です。勝つためにまず負けることこそ、大切な成功体験です。

栄麻の試合は2回戦準決勝での不可解な出来事でしたが、これも学ぶ事の多い成功体験です。
試合のビデオを尊敬する先生に見てもらいました。
「本戦は一本勝ち、延長も???と言う感じ」と言っていただきました。
ここでは、相手選手を非難するつもりもありませんし、審判の是非を問うつもりもありません。
この試合で栄麻が何を学ばなければならないのか、それこそが本日のテーマです。
この試合では終了間近に中段膝蹴りで相手の選手は腹を押さえてうずくまりました。
膝命中

倒れ込む
栄麻は今まで通り一本勝ちを信じ、残心も取らず、ただ見ていました。
うずくまり

主審は副審に一本勝ちのコールを確認しますが、副審は誰も旗をあげませんでした。
もしかして副審は金的攻撃だったのでは、と思ったのかも知れません。
上の写真でもわかるとおり金的ではなく腹に命中しているのは、その後の押さえている写真でも
わかります、しかし、根性のある相手選手はすぐに立ちあがりました。
自分は試合前、膝を連続して使うよう指示をしました、栄麻のミスは、まさにこの時
倒れ込む
もう一度膝を相手の顔面に入れられなかったことでした。ルールのある戦いとは言え空手は武術の格闘技、冷酷までに勝負に徹することが
できなかった事が敗因です。小学校三年生のましてや女の子に、そこまで厳しいことを
求めるのか、もし、そう思うなら空手など辞めてダンスでもやれば良いと思います。
大成功の今大会の主催をされた先生は、うちの国際武術総合空手道連盟全日本大会で
自分のお弟子さんが栄麻の膝蹴りで倒れたとき「強いものが勝つ、それだけです」と
自分の隣で仰っておりました。極真の魂に流れる勝負偏執主義、極限まで強さを極めていく心を
栄麻はこの敗戦で学んだのなら、これも成功体験であると自分は考えます。

昨年、全国大会に参加できず、名古屋まで応援だけで参加した盒郷雋は身体の大きな選手に
一方的に攻め込まれ敗退しました、誰よりも今回の大会に懸けてきただけに残念な敗戦ではありますが
瑞希も今年から中学生、楽しい事や部活など空手を離れるチャンスは幾らでもあります。
戦いの神様が試練をプレゼントされたのなら、それも一つの成功体験であります。

激闘の三位決定戦を勝ち抜いた西村匡生も昨年の準優勝よりも学ぶ事の多いい大会であったと
思います、学業、小さいときからやってきたサッカー、あらゆる理由から自己を律し週一回の稽古で
ここまで頑張れることは、彼の将来に必ず良き結果を招くと信じております、あえて苦言を言えば
もうこれ以上、上に行くためには、今の勝ち方プラス技の進化が望まれることでしょう。

それぞれが、そのことに気づき、変えていくならば今回の敗戦は皆成功体験となることを信じ
三月四月の試合を勝ちとって参りましょう   押忍