今週月曜日より人数限定でパーソナルトレーニングを開始いたしました
なかなか、好評でこの週の予約は早くも埋まりそうです

コロナウィルスのおかげで、通常稽古ができなくなり早くも一ヶ月近くとなりました
こんなに家に籠ることはこの先一生無いだろうと思うような期間でしたが
読めなかった本を完読し観たかった映画をNetflixで観て10年来書き続けてきた小説を完成させることができました。

しかしながら、やはり体力の低下は目に見えるほどで、月曜日に行った腹筋千回がいまだに後を引いております
40年間運動を続けてきて、やはり運動を辞めたら生きて行けない身体だと改めて気づきました
それは宇野師範もFBで嘆いておりましたし、キックの鳥羽会長も今日来週から限定人数で再開しますとご連絡を
いただきました、みんな、コロナも怖いけれどストレスはそれ以上に怖いものだと気づき始めております
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有難いことに道場は誰でも入れる場所ではなく、4Fに隔離されておりますから、指導者と受講者に感染がなければ
スーパーマーケットより安全な場所です 今週から始めたパーソナルトレーニングでいくつもの気づきがありました。

その一つは「人はどこまでいっても期待されれば力を出せる」ということです。
欲に誉めて育てると言いますが、武道は少し違った観点を持っているものだと思います。
その人を強く育てるためには、受動ではなく能動になり自分で気づかなければなりません。
そういう意味では多くの才能の根を潰してきてしまったのではと反省します。
しかしながら、パーソナルトレーニングで訓練をすれば、その人(子)に適した課題を渡すことしかできません
集合で共に鍛えるスポーツの感覚よりも武道はその人に足りないものをみつけ、少しでもそれを克服したならば
心から賛嘆していく、まさに一子相伝という空手本来の稽古となりました
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更に言えば、今日Kちゃんという栄麻の保育園から続く友達がパーソナルトレーニングに参加しました
久しぶりにきた道場で本当に嬉しそうに稽古をしている彼女を見て「家で一人でいる子供たちが何人いるのだろう」と
考えてしまいました、Kちゃんはお父様、お母様供に仕事を休めず、この一ヶ月いつも1人で家に居たそうです
この一ヶ月間、どれほど1人で寂しく、つまらなかっただろうになと思うと何でもっと早くこういう子達に稽古ができる
環境を作ってあげられなかったのかと心が痛みました。確かに家にいることが拡大阻止への1番大切なことかもしれません
しかし、政治家たちはこういう子供が1人で寂しく我慢をしていることを本当にわかっているのでしょうか。
何億もかけて使えない様なマスクを配ったり、1人に取敢えず10万配れば何とかなるだろうなんて、子供が考える様なことを
偉そうに喋っている、今、本当に苦しんでいる1人のために、どれだけの人が戦っているのだろうと考えてしまいます

自分がメジャー団体をやめて、弱小零細道場を作ったのは、目的がイベントではなく、金儲けではなく、どんなに貧しくても家族の様な空手道場
松栄塾を創りたかったからです、心ある多くの人がその気持ちに賛同してくださり、今日も無料でマスクを二百枚寄付してくださったご父兄がいます
また、今のところ、1名の中国の方から退会の要望がありましたが、それ以外の退会者は出ておりません
皆様がまた、元気で稽古に励めることを楽しみにしてくれていると信じ、また感謝申し上げて自分の命に換えても松栄塾を守って参ります


「挑戦をして失敗することを恐れるのではなく、挑戦しなかったことを恐れるのだ      本田宗一郎」   押忍