師範日誌

松栄塾の日々の活動、道場でのちょっとした出来事 武術の研究 格闘技の分析 観戦記を、 報告いたします  更新はなるべく毎日行うように 致します 教育とは魂の設計なり

松栄塾の日々の活動をご報告致します 今年度からは、武術の研究、検証のBlogともしていきます また師範の武道教育の柱となっている「魂の設計」について 思うままに書き連ねております 松栄塾 塾生は必見 連絡等も行います.押忍

道場日記

川島町体育館で、行われました野澤道場フルコンタクトカラテトーナメント、実に手際の良い、行き届いた御配慮の大会でした、審判講習会は、別部屋、その際、審判全員に謝礼を出し、道場代表にまで交通費を支給するという、今までなかった大盤振る舞いのご接待でした。
今大会では、松栄塾の応援が、少なくセコンドが、いない為、鈴木会長に副審をお願い致しました、まずは、その辺の問題から、強い道場は出場しなくても仲間の応援に駆けつけるのは、当たり前に出来ております、残念ながら松栄塾にはそのような気概のある選手も、父兄もいないのが現状です、会場にいるのは試合に出る選手だけで、出ない選手は応援にも来ない、結果、現段階の試合運びや、優秀選手の動き、戦術それらを学ぶ場がない結果となってしまっております。先週日曜日の拳武会チャレンジトーナメントでは、今回断トツで優勝した六年生の中野選手が、出場もしないのにセコンドについて、後輩の応援をしていました、中野選手の妹さんは初級クラスで優勝、四日後に行われる野澤道場の大会では上級に参加するため、栄麻の動きを研究していました、残念ながら野澤道場の大会では一回戦で悔しい敗戦となりましたが、その姿勢は学ばなければなりません。結果的には栄麻は一年生の時合同で敗れた一学年上の選手に敗れ準優勝でした。
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復帰戦となった鈴木将心選手は前半良く動いておりましたが、後半に失速、やはり稽古不足か、本来の実力を発揮できませんでした。
前回、第三位入賞の大心も自分の戦いができないうちに、合わせ一本負けとなりました。
今回期待がかかっていただけに、残念ですが、まだまだ、伸びシロがあると言うことで修正をかけて行きたいと思います。
圧倒的な強さで優勝したのは、大澤あねら選手でした、一回戦は野澤道場の精鋭選手に圧倒勝ち、決勝戦では、「緊張する緊張する」と言いながらも、満面の笑み、一般の黒帯相手に圧勝致しました、本人はこれでひとまず空手は引退とのことですが、優秀の美を飾りました、これからはボクシングで、オリンピックを目指してもらいたいと思います。
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3日と空けず、本日はKWF極真田中道場主催
国際トーナメント、チャクリキ古河道場主催
アマチュアキックボクシング大会に参加するため、結果だけ聞きましたが、栄麻は昨年と同じ第三位、西村選手は初戦、外人選手を圧倒して勝利、二回戦は強豪とあたり借敗しました、佐藤蒼空選手は一回戦勝ち切るも二回戦敗退、高橋瑞希選手も一回戦敗退と予想していたとおり、週一回の稽古やたまに出る大会出場では、このレベルには敵わない事が三年掛かりて、立証されてしまいました。  
三年前、大会終了後入賞者無しの現実に宇野師範代は「これが、いまの実力です」と言った状況から、ほとんど変わっていません。
松栄塾も、ここでもう一度塾を代表して大会に出るということを真摯に捉え考え直さなければならないと思います。 

チャクリキカップでは中村一愛選手が、K-1甲子園二度出場の強豪高校生と、対戦しました。
大方の予想は、高校生の勝ちとみられる中、最後の最後まで諦めず戦い抜き2-1の僅差でしたが、見事勝利者賞を獲得しました。
その勝利にキックボクシングの神様、日本初伝説のムエタイ王者 藤原敏男先生より「凄い中学生だ、将来が、楽しみだ」と激励の言葉をいただきました。
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一愛は日曜日以外、(特連のある日は日曜日も)毎日、稽古をしています。
月曜日 渡辺ジム
火曜日 渡辺ジム
水曜日 松栄塾道場
木曜日 外山道場
金曜日 松栄塾道場
土曜日 松栄塾道場
日曜日 特連
これこそが本当の選手クラスのあるべき姿でしょう。忙しい現代の小中学生が、毎日稽古などできるはずないと、諦めるならば、それはその形で空手を追求する方法があります。
選手として代表となり、勝ちに行くにはそれ相応の覚悟が必要です、大会上位に行く選手は皆、そうした努力をしているということに気づく事が大切なのではないでしょうか。
来月から基本クラスと選手クラスを立て分けての稽古を始めます、今はともかく、厳しい選手クラスを耐えられる真の戦士育成に全てをかけて参りたいと思います   押忍
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健闘し西島洋介賞を受賞した馬渕エミリー選手







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火曜大澤師範代クラス
たまたま、夜勤から帰られる奥様三名が、ボクササイズに来られました。
何気なく空手体験しませんか?の無茶振りで
空手体験致しました。
驚いたことにどんなにセンスの良い人でも、三ヶ月は様にならない、空手の基本稽古を、難なくこなしておりました。特にボクササイズでは、余りやらない蹴りのキレが良いこと、感動してしまいました。FullSizeRender
西島洋介世界チャンピオンもタジタジの奥様ファイター

やはり、ボクササイズで体幹を鍛えているせいか、軸のぶれる事もなく、見事な蹴りを蹴っておりました、ボクササイズからプロを目指すHさんも短期間で殆どの蹴りをマスターしてしまったし、プライベートボクシングレッスンを受けているNさんも、超高速な蹴りを蹴れて驚いております。ボクササイズも、ここまで来ると、次の目標を作り松栄塾のヒーローを誕生させたいと本気で、考え始めました。
その名も「美・カラテビスク」空手の基本で見事なプロポーションを作り、伝統型で日本文化の美を追求する、そして、安全で健康的な実践を目指す新時代のエクササイズを目指します。


ググってみたら、岡田敦子先生のこんなクラスもありました

https://gamp.ameblo.jp/a-2-ko/entry-12420309632.html

 ボクササイズは、10年後続けられるかは、不明ですが、空手は「生涯武術」ですので、死ぬまで続けられます、今、ボクササイズに自分の時間の一部を使ってくださっている多くの美を追求する奥様に是非、日本の伝統 武術空手に触れてもらえばと夢は膨らみます   押忍

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戸田スポーツセンターにて第三回拳武会チャレンジ空手道選手権大会が、開催されました、連続大会初回の大会、重松栄麻、下門大翔、海翔、鈴木大心の4名が臨みました、
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結果は栄麻が、優勝、大心が、第三位
下門兄弟も二回勝つ事ができ、良い出発が、できました、拳武会さんは元々極真館の広重師範が、独自の空手観を持って独立された、比較的新しい団体さんです、残念なことですが、極真空手の名伯楽、広重師範はお亡くなりになられ、人望厚い金子師範が会長と、なられました、
思えば(極真空手、城南支部、強さの秘密)の教本は自分のフルコンタクト空手に於けるバイブルです、基本、移動稽古、型など広重師範独特の拘りある解説は、永年続けてきた極真スタイルの稽古法が間違っていなかったと感謝しております、大会では、野地道場スパーリング大会でお世話になった、極真館世界王者の藤井先生ともお会いすることができ、栄麻は「膝蹴りのタイミング、メチャクチャ良いですね」とお褒めの言葉もいただきました。
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21日は野澤道場交流試合、一年生の時に全く歯が立たなかったS選手の所までは(決勝)負けることなく、どれほど差が縮まったか、挑戦していこうと思います   押忍
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久しぶりに空手体験会を、行いました、今回は幼児対象の体験会です、名ずけて3歳から始める武道教育
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おかげ様で、ボクササイズ参加のお母様が多数参加してくださいました。
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3歳児4歳児などで、空手そのものを理解させるのは、無理がありますので、楽しいゲームやライダーキックなどを取り入れて楽しく空手に親しんでもらいました、みんなのリーダーを取ったのは瑞希ちゃんと栄麻、壱也、虎太郎の四名
瑞希と栄麻、虎太郎は幼稚園児から空手が、大好きですFullSizeRender
瑞希3歳
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栄麻5歳
ついこの間まで、幼児だった二人が今日は
鋭い動きで、みんなの見本になってくれました
時の経つのは早いものです
3歳までが勝負と言われますが、空手は3歳からが勝負、1人でも多くの幼児が、松栄塾を通じて大きく成長することを心から願っております


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本日も、エキシビションを行う西島洋介さんと、金澤先生と戦うためのミット持ちをしました
高速の飛び膝や変速回し蹴りを受けてもらいましたが、相変わらず、高速ジャブと、ダイナマイトストレートは、健在でした、多分、45歳でこれだけのパンチを打てる人は世界広しと言えども、あまりいないのではと思います。

帰り一緒に食事をして、那須川天心選手が、ボクシングで、倒せば1000万円企画を話すと「じゃあ、先生と二人で500万円ずつにしましょう」ということで、決定、挑戦申し込みを送りました、重量級なので、まず、受けてもらえないとは思いますが、もしかして元世界クルーザー級チャンピオンということで、何かしら引っかかってくれることを祈ります
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https://gunosy.com/amp/articles/acrTf

もし、受けてくれたら、皆様応援よろしくお願い申し上げます。 押忍

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土曜日は親父ボクササイズ    最近は本格的なボクシング始めています
元プロボクサーの高橋一彦さん指導のもと、本日はマススパーリングを
高橋さんの良いところは、ともかく褒めちぎる、「イャーいいパンチだ」「すごい効いたねー」
次から次へと出てくる褒め作戦は、世界チャンピオン内藤選手を作った宮田会長仕込み
エクササイズの親父達がまんまと乗せられ初のスパーリング大会
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日曜日は事実上、最後の強化練習
17日より怒涛の試合四連戦が始まります
24日にエキシビジョンを行う西島洋介さんも激励に駆けつけてくれました
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終了後、4月の新入学まで休みのない栄麻と瑞稀を連れて、原宿散歩
日本スクイーズセンターに行き時代の先端、ユーチューバーの気持ちを楽しんできました
来週から本格的な勝負の週末 連戦連勝目指して頑張りましょう   押忍
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本日、大澤師範代のクラスに2組の親子が参加しました。1組は本日の先生である大澤師範代とあねらちゃん、もう1組は鈴木会長と将心くん、親子で組手をやり共に「パパの上段に蹴りが入った」と喜んでいました、近くは西村親子、遠くは自分と敦史塾長、共に同じ目的に立ち、その目標を、達成するために汗を流す、これこそ本当の絆だと思います、社会に目をやれば今日も子供を虐待してパチンコにハマるバカ親のニュースが、高齢化社会の中で親子の絆はどんどん薄れています。
松栄塾は本当の絆を作るため、親子空手を絶賛応援して参ります     押忍
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昨年、東京オリンピック啓蒙運動の一環として区立の小学校へ空手の講演をさせていただきました
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当日は1,2年生の低学年 3,4年生の中学年、5,6年生の高学年と3クラスに分かれ空手の基本動作と実体験そして空手の意味と源流についてお話をさせて頂きました。
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空手の基本的な動きでは、全員に真似をしてもらい、突きや蹴りの稽古を行うのか
体験をしていただきました、気合の入った生徒たちに、とても元気をいただきました
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講演では低学年の生徒さんたちには、空手の生まれた意味や現代における役割を、なるべく優しく
お話しさせていただきました。空手の役割と実践では護身術の動きも解説させていただき、力の
弱いものが強いものに負けないようにするための身体の使い方を解説いたしました。
先生方に相手をしてもらい技をかけると、みなさん眼を輝かして感動してくださり、とても
素直な小学生たちに心が洗われるような気持ちでした。
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3、4年生の皆様には空手の威力を分かりやすく理解していただくため、手技や足技で板割の
実演を観てもらいました。
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講演では空手に先手なしという格言を通じて、本来の空手は人と戦い強さを顕示するだけのものではなく、自らを守り、弱いものを助け争いを止める武道であるという話をさせて頂きました。
5,6年生の皆様には、空手の歴史ある型を見て頂き体幹を中心とした体重の移動、身体操作で
いかにして最高の力を出せるのか、皆さんに体験をしてもらいながら、解説させて頂きました
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高学年の子からは空手に対して質問もしていただき、皆さんに理解できるようお答えをさせて頂きました
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講演では空手のみに限らずあらゆる伝統文化は、繋いでくれた人がいて、今自分がそのバトンを
受け継いでいるというお話をし「皆さんが、ここに存在するのも繋いでくれた人がいるからとの
感謝を忘れずに勉学、スポーツに励んでください」と結びました。
最後の演武では寸瓩砲茲覺こ笋蠅鯣簣させて頂き、驚きの歓声を頂く事ができました。
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終わりには代表の生徒様より感謝の言葉をいただき、このような機会を作ってくださった校長先生に
心から感謝致しました。
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いよいよ、来年は東京オリンピックで空手の種目が開催されます。
今後とも、自分にできる事を精一杯頑張って参りたいと思います。
                                押忍






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ボクササイズが、熱いです
始めはダイエット目的の軽い気持ちで始めたボクササイズ、今はプロを目指している人まで現れましたFullSizeRender
今日はとうとう、スパーリングまでさせてしまいました、まだまだ動きの固い両い者ですが、本格的キックボクシング練習を、始めてまた、僅かな期間しか経っておりません
多分、スタミナは、親父ボクササイズのメンバーを軽く超えています
これからどんな展開が、待っているのか、楽しみでもあり不安でもありますが、今の世の中、完全燃焼できるものが何もない時代ですので
夢中になれるものを見つけられただけでも幸せなのかも知れません、今後の活躍をご期待ください

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行事がない限り毎週日曜午前10時からは、親子の絆を強める空手クラスです
今日は鈴木会長と加納さんが、参加していただきました、来月は試合が続くので、試合におけるウオーミングアップの行い方、セコンドの役割と指示の仕方、お父さんお母様と同じ目線に立って稽古に臨む、そこに少年時代築かれる絆を作る稽古にして行きたいと思います。
今週は体力向上トレーニングは、直接空手の上達には繋がらないという話をしてきました、特に勘違いし易いのか、競技を真似たトレーニングです、
競技の動きに似ているエクササイズネットや雑誌で目にする、あるいは実際に見かける間違いとして「競技の動きに見た目が似ているエクササイズ」を使ったウエイトトレーニングがあります。


あるいは、「一般的なエクササイズをやっているんだけど、フォームを競技の動きに無理やり近づけようとしている」という間違いもよく目にします。

具体例を挙げるとボクシング選手がダンベルを持ってパンチの動きをする

スクワットにおいて、足幅・つま先の向き・しゃがむ深さ等を競技の動きに無理やり似せる(例:ボート、スキージャンプ)ランジで重心を前方に移動させてつま先荷重になったり、深くしゃがまなかったり(例:フェンシング、バドミントン)

などがあります。

こういったエクササイズは、一見、競技の動きに直接結びつきやすいような感じがするので、アスリートや競技コーチのウケは良いです。

しかし、実際には効果がないどころか、逆効果になるリスクが高い危険なシロモノです。

したがって、「競技の動きに見た目が似ているエクササイズ」をアスリートにやらせることは、基本的にはありません。


なぜ間違っているか?では、なぜ「競技の動きに見た目が似ているエクササイズ」を選択することは間違いなのでしょうか?


この疑問を解き明かすために、逆に、そのようなエクササイズをやる人たちがどのようなロジックを持っているかを考えてみましょう。

おそらく、そういうエクササイズが効果があると信じている人たちは、「見た目の動きが似ている」という点を重要視しているのでしょう。

「似ているから競技動作向上に結びつきやすい!」とか「競技動作で使うのと同じ筋肉を同じ動きの中で鍛えているから、パフォーマンス向上に直結する!」とかいうロジックがあるはずです。

 

でも、「見た目の動きが似ている」ことがトレーニング効果をあげるのに重要なキーなのだとしたら、それを突き詰めて考えると、究極的には競技練習そのものが最も「見た目の動きが似ている」ということになります。

だったら練習だけしてればいいじゃん!ということになり、あえてウエイトトレーニングなんてする必要がなくなってしまいます。

 そもそもアスリートがトレーニングをやる理由は『練習だけじゃ勝つには足りないので、練習ではできないことをやるために、あえて練習とは別のことをやる』ことなんです。

あえて練習とは別のことをやることで、より健康的に・より効率的に・より最大限に体力を向上することができるからです。

だから、競技練習だけやっていればイイなんてことは絶対にありません!


そもそも、あえて競技練習とは別のことをやるためにトレーニングをするのに、そのトレーニングの見た目を競技の動きに近づけようとするのはナンセンスです。

そんなことをしたら、可動域は狭くなるし扱える重量も軽くなるし関節にとって不健康な動きになるし、トレーニング効果が下がってしまいます。

だから、そんなことをする人はトレーニングの本質が理解できていない人です。


であるならば、トレーニングにおいては「健康的に・効率的に・最大限に体力を向上する」という目的を達成するためには何がベストか?という観点でエクササイズを選択するべきです。

見た目の動きが競技に似ているかどうかは関係ありません。

たとえば、スクワットやデッドリフトは競技の動きとは似ていないかもしれませんが、健康的に・効率的に・最大限に筋力を向上することができるエクササイズなんです。

むしろ競技動作に無理やり結び付けないほうがいいんです。「競技の動きに見た目が似ているエクササイズ」のリスク競技の動きに見た目が似ているエクササイズは「見た目の動きが似ている」から効果があるというロジックが間違いである点は説明しました。


ロジックが間違いで、期待したほどのトレーニング効果が得られない(=効果ゼロ)というだけならまだしも、そのようなエクササイズを実施することによって効果がマイナスになりうるリスクが2つ存在します:

 

ゝ蚕僂崩れる*競技動作そのものにバーベルやダンベルによって外的な負荷を加えてトレーニングをすると、動きのメカニクスが実際の動作とは変わってしまいます。*


たとえば、ボクシング選手がダンベルを持ってパンチの動きのマネをするようなエクササイズをやるとします。

普通のパンチと同じ感覚でやると、ダンベルの重さのためにパンチの軌道が変わり、下方向にパンチを打つ動作になってしまうはずです。

そこで、ダンベルを持っていても同じ軌道でまっすぐ前にパンチ動作をしようとすると、通常のパンチ動作よりも上方向に力を発揮することになります。

つまり、見た目の動きが似ていても、その動きを作り出すメカニクスは違ってしまうのです。

このような動きを続けていると、少し上方向に力を発揮する癖がついてしまい、実際のボクシング中にもその癖が出てしまって、パンチ動作の技術が崩れてしまうリスクがあります。

逆に、パンチ動作とはまったく異なる動きのエクササイズ(例:腕立て伏せ)を使ってトレーニングをしていれば、技術に悪影響を与えるリスクは限りなくゼロに近いでしょう。

パンチ動作に似ているエクササイズをやる場合、動きが中途半端に似ているだけに、技術が崩れるリスクが高くなるのです。

皮肉なものです。

 

痛み・ケガにつながる*競技動作そのものに外的な負荷を加えると、関節や筋に過剰なストレスがかかり、ケガにつながるリスクが高まります。*


たとえば、「野球のピッチングに特異的なエクササイズ」として、ピッチャーが砲丸投げの球を使って投球練習を続ければ、遅かれ早かれ肘や肩を痛めるでしょう。

あるいは、ボート選手がスクワットをする時に、ボートの動きに似せようとして足幅を極端に狭くしてつま先もまっすぐ前に向けた状態で深くしゃがもうとすると、膝が過剰に前方に移動して膝に負担がかかるし、腰も丸まり腰痛につながるリスクも高まるでしょう。

「競技の動きに見た目が似ているエクササイズ」が効果があるとか競技力向上に直接結びつくとかいう根拠は一切ありません。


それどころか、マイナスになるリスクが大きいんです。

アスリートの皆さんには、「見た目が似ているからなんとなく効果がありそう」といった間違った考え方はぜひとも改めてもらって、健康的に効率よく最大限にトレーニング効果を得ることのできるベーシックなエクササイズの大切さを見直してもらいたいと思います。

あくまでも練習は練習、トレーニングはトレーニング、なんです。別物なんです

以上の理由から、空手は空手の稽古しか、向上しない【身体造りは別として】と自覚し稽古をしてまいりましよう。
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