898eac13.jpg1日(日)世界フライ級チャンピオン
坂田選手健史選手と暫定王者ロベルト・バスケスの
12回戦が有明コロシアムで行われた
協栄ジムは、8月19日の試合のため
愚息敦史が、パンチ力強化の
出稽古をさせて頂いているところである
先日、挨拶に
行ったところ坂田選手も練習に励んでいた

昨日、テレビにも度々、映っていた大竹マネージャと
金本先生に敦史はパンチの技術を教えてもらっている
これほど、恵まれた環境を与えてもらえたのは、
ある、出会いからだった

今から6年前、世界が狙えると期待された選手と坂田選手は
同じ部屋であった その当時は坂田選手は不器用でその選手は
天才と言われていた そこそこの戦績の坂田選手と全勝街道を
進む、その選手では期待を一身に受けるも東日本新人戦で敗北
その日を境に、精神的な弱さが露出してしまった
プロを諦めて、別の道を歩む、その青年に会う機会があり
心から激励をした 本当の勝負は今、始まったばかりだと

故郷、広島に帰り介護の仕事をしている彼は、今年の5月に結婚
新しい人生を自らの手で切り開いている

坂田選手もここまで来るのは、波瀾万丈であった
3度目の世界戦挑戦の時、運悪く、相手の右フックが炸裂
顎の骨を砕きながら12ラウンド戦った 結果は敗北
まさに地獄を見てきた男である 男は地獄から立ち上がった

敦史が練習をさせてもらっているとき、隣のリングで坂田選手の
練習を見た ショートパンチをこれでもかと言うほど延々と打ち続ける
無尽蔵と言われるスタミナは、吐き気がするほど続けられるミットトレーニング
にあった 単行本を一冊読めてしまうほどの時間 同じ事を繰り返す
世界を相手に正確に繰り出されたショートパンチはこの練習にあったのだと
思った まさに才能とは「同じ事を繰り返し努力できる事」

派手な勝ち方ではなかったが、地道に努力すれば最後は報われるという
勝負の世界のセオリーを、見せてもらったような気がした

そして今は別の道を歩んでいるが、後輩の成功を心から喜んでいる
純粋な広島の友人 人生のチャンピオンを目指す彼の姿を思いながら
1人でも多くの本物を育てたいと心から思った。