3a4b6303.jpg茨城県で全日本総合空手道連盟を主幹されている正真館の鶴見先生が
東京大会の申し込みを持って道場に来てくれた
いつも謙虚でいろいろな事から学ぼうという姿勢はいつ見ても
頭が下がる 先日、来場されたときに小林よしのりの話をさせていただいた
今回、来るときには、もう、何冊かの「ゴーマニズム宣言」を読まれていて
さらに話が脹らんだ  鶴見先生の夢は「空手」を現代の社会で市民権を
得る事 例えるならば柔道や剣道のように警察で取り入れられ
体育協会に加盟し学校教育に取り上げられるような空手を作りたい
と話されていた  これは、したりと話が弾む
その為にはどうしなければならないのか、空手界の大同団結とか言われて
いるが、各団体の利権や勢力図を考えると不可能のようだ
大切なことは空手の目的をどこに置くかである。

かつて戦国時代 剣術はただ人を殺傷することだけが目的であった
宮本武蔵の五輪の書にも「構えあって構えなし」とし構えのための構えではなく
人を切るという目的のための構えこそ大切なりと、述べている事からも
究極的には人を殺める技術が剣術であった

戦国の世が終わり、時代が泰平を求める流れになったとき、柳生宗矩は
ただ、人を切る目的だった剣術に「兵法」というものを求める
それは、ただ人を切ることのみを目的とした、剣術ではなく
世を治める「剣禅一如」の境地から發されたものであった
空手の目的も「勝、負ける」「強い弱い」「上手い下手」と言った
目先の目的ではなく何のための強いか、何のためのうまさかという
哲学がどうしても必要になってくると思う

現代のおいて学校教育では、どうしょもないこと
教えることが出来ないことを教える立場にいるのが
真の武道家なのでは、ないだろうか

堅い話を、安いコーヒーを飲みながら熱く語り合うひとときであった


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