昨日は久しぶりに子供を怒鳴りとばした
型の説明をしたときに型稽古が出来ず不満が顔に
現れているS君が「好きな型はなにかな」の質問に
固まった 貝の口を閉ざして開かない
このような時、自分の頭の中でゴングが鳴る
試合の時のように緊張し頭なかでこの子を変えるため
いま、自分は何をしなければいけないのか?
必死になって探し出す 今までの経験と実績を思い出しながら

彼はいい意味で頑固だ 嫌だと思ったら梃子でも動かない
「起て!!!大きな声で返事をしろ!!!!!!!!!」
しっかり返事が出来るまで何回でも怒鳴らせる
ようやく声が出るようになって、もう一度質問する
「好きな型は何?」「・・・」
また心が閉じる
「大きな声で押忍と言ってみろ!!!!!!!!!!」
「もっと大きな声を出せ!!!!!!!!」
しっかり声を出して自分の意見が言えるまで何回でも繰り返す」
怒られていると思って泣き出した
でも、やめない 泣いて許してくれるのは身内だけだ
これから高学年になって陰険ないじめは、さらに
エスカレートしていくだろう いじめられて自殺した子を
何人も知っている すべて自分の意見を言えない
甘やかされた家庭環境で育った者だ 今は、ほとんどが
少子化でそのようになっている 叱られて自殺する者
平気で人を殺す者 異常な世の中で生きていくためには
強くなければならない

叫ぶように泣きながら返事をする姿を見て
ほかの子たちは「どうしてここまでしなければいけないの」
と思ったことであろう

今、変わらなければ一生変わらない

変えられなければ空手の先生なんかやくざと同じだ

何回か怒鳴った彼の顔色を青ざめた死人のような顔から
うっすらと微笑みまで浮かべ高揚していた
「自分の意見をはっきり言う」その事を教えるために
自分は命を懸ける 命を懸けると言うのは
一生懸命行うと言うことである
一人の少年を変えるために命を懸けられる
空手の先生でありたい


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