69e51398.jpg もし、人生でやり直せる事があったら、それは、いつですか

20年前の自分にタイムスリップしてしまい、その時にやり残したことを
達成することで人生の区切りをつける物語

九州行きの飛行機が事故で墜落 なぜか4人の人が20年前にタイムスリップしてしまう 伊藤英明演ずるひろは、不治の病で若くして亡くなる大好きな和美ねえさんに
会う、彼の記憶の中では、彼女は手術を受けないで死んでしまう
20年前の後悔を変えるために彼はある、イベントを企画する

その時から「逃げてしまい」生涯後悔をする人々

自分は12年前に父を亡くした たいした事ではなかったのに
訳の分からない状態で父は死んでいった 当時の医者の無責任な態度と
対応の悪さに心から憤りを覚えるし後悔をしている

その時に「気づいた」悲しみは恐れるものではない 悲しみはどのような
内容のものでも、いつか、必ず時間が解決してくれる

しかし「後悔」は恐ろしい 後悔は時間と共に募るものであるから
人生の中でどれほど多くのことを、悔やんできたであろう
今もそれは、続いている 自分の人生は後悔の連続であるかもしれない
それ故に今後の生涯は「省みる」事を忘れてはならない
{日に三度、省みることがあれば後悔なし}を噛みしめたい

20年前に帰った4人は自分が事故で死んでいることに気づく
肉体が滅びても魂は残るといった「黄泉がえり」の監督 塩田明彦の得意技だ
不良の青年は自分の命と引き替えに自分を生んでくれた母に「生んでくれて
ありがとう」と言って消えていく

陰が薄いといわれている天才数学者 薄井くんは中学時代ストレスから
近所の花壇を破壊した 20年間心の中で謝りたいと考えていた
大切な花壇を壊されても壊した子を許す優しいおじさんに
「ずぅーと謝りたいと思っていました すみませんでした」といって消える

大好きな盲導犬を最後まで看取れなかった婦人は、年老いた盲導犬に
会いに行く もう、これで思い残すことは何もない
人生の総仕上げにそう言えるかどうかに、人のステージは決まっていく

大好きなお姉さんに最後のプレゼントをするひろくん
それは生きる勇気という「希望」であった

心残りの人達に「希望」を贈れる自分になりたい