4fa8778a.jpg不思議な高熱の後、なんでもなかったので日頃通り稽古に励んでいたら
金曜日、足に不思議な痛みを感じた しこりがあるような芯が熱くなるような
痛みであった その日健康ランドに行き、ゆっくり暖まったのが悲劇の始まり
だった 次の日 足首から脛にかけて腫れが広がり痛みが激しくなっていた
「まぁそのうち直るだろう」気軽に考えていたら痛みは日に日に広がっていく

もしかしたら破傷風かもしれない そんな気がして病院に行くことにした
葛西にある佐藤整形外科 K-1のリングドクターもいるこの病院でレントゲンを
取ったところ、脛の部分に疲労骨折が、あり細菌に感染して感染症になっている
らしい ただの風邪かと思ったら感染症による高熱であった

日曜日はさらに熱が上がり39.9℃ 体はだるく足は焼けるように
痛い まるで犬に噛まれ続けているみたいだ。

もし、このまま足を切断なんて事になったら、この仕事は続けられないな
そんなことを考えながら、点滴を受けるふくらはぎは倍に膨れあがり
足首も三倍は腫れている 人間なんか弱いものだ
つい、この間、中国ででかい奴らボコボコにしてきたのに、
今は目にも見えない細菌の為に、まともに歩くことも出来ない

毎日の点滴の一時間 いろいろなことを考えた

今まで、余り怪我をしても痛いとも思わなかったが今回は、
自分で切り取りたいぐらいの痛みを経験した

「今まで何人の人にこういう思いをさせたのだろう」
後のことを考えず、平気で子供たちにバットとかを蹴らせていた
痛みを知らなければ人の痛みは分からないと言い続けてきたが
本当に分かって言っていたのだろうか?

天からこのような環境を与えられて、日々武道武術に精進しなければ
ならない立場であるにも関わらず、欲の赴くままに行動し、
しょうもない小説なんか書いていたから、罰が当たったのだ

どんなに体を痛めても、松栄塾を辞めるわけにはいかない
死なないかぎり、松栄塾は辞めないと改めて決意を
することが、出来たのは怪我の功名かも、知れない。