今日15日は坂本龍馬の祥月命日
若き日に読んだ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の最終巻には
竜馬暗殺の事は詳細に書いていない
この当時、暗殺などと言うのは交通事故に等しい当たり前の出来事で
あったし下手人が誰かなどと言うことはこの物語のテーマとは全く
関係がないと著者は書く
「自分は事を為す人間の資質とは何かということをこの物語で描きたかった
たとえば同じ時代のナポレオンと肩を並べられるような日本人を権力も財力も
なく地方藩の郷士に生まれた坂本龍馬という人物に求めた」
「混迷する日本の社会を諸外国から守り発展させるため天がこの一人の
男を地上に送り出しその使命を全うしたとき惜しげもなく天に召し返した」
と述べている。

今回の入院手術で様々なことを考えた
10万人に1人の確率で全身麻酔による心臓発作 心筋梗塞 肺梗塞が
起こりうるので書類にサインをした
麻酔をされるときもし、このまま眼を覚まさなかったらと一瞬だけ考えた
身の回りのこと
松栄塾のこと
連盟のこと
家族のこと
まだ死ねない・・・

40代最後の時にこのような事を真摯に考えられたのは
本当に良い体験であると思った

新しい人生が始まったと思っている