本日、師範稽古2回目 ようやく参加者が増えてきてくれました
たとえ参加者が一人でも真剣に本気で指導をしていきたいと思います
本日の稽古内容は
1,武術に於ける立ち方、座り方の所作
稽古を始めるにあたり、今までの練習目的の稽古ではなく「道場に入ったら隙を作らない」
所作のため正しい立ち方、座り方は心構えと共に大切なものです。
自然に立ちながら、いつでも臨戦態勢に入れる立ち方は臍下丹田に意識を於いて正中線を
維持した状態を作る事です その態勢を保ちながら稽古をすることは無駄な組手をたくさんするよりも
遙かに実践に対応する身体を作ってくれます
2,移動稽古に於ける技の繋ぎ
倉本師範は「型はあって型はなし」とよく話されています
実践の中から真に使える技を追求してきた師範のお言葉でありましょう
個性のある様々な人に決まった型を繰り返し教えることは、身体に技を覚えさせる効果が
ある反面、「動きの質を変えられなくなる」弊害があることも事実です。
自分が行う移動稽古は(技と技の繋ぎを如何に早くするか)という身体の使い方に
目的をおきます。技の一つ一つは基本の反復稽古で質を高め移動においては
繋ぐ早さのポイントを一人一人しっかり観察しながら修正していきます。
3,蹴りの原則的な入れ方
様々に変化する足技の中で絶対に変わらない基本原則を4項目に分け
各パートの反復稽古で当てる勘を養います。
たとえばクイック、ダブル、切り返し、フェイントの順に変化する足技の
間合い、呼吸、タイミングを学びます。
4,限定組手で姿勢、呼吸、間合いを確認しながら前のパートで学んだ
足技の使い方を自分なりにアレンジしていきます。
基本的に各自が自分の頭を使って動きの質を変える稽古を中心に学び合いました
40年も稽古をしているのですが、新しい塾生と交わることによって、毎回新しい気づきがあります
と同時に反復練習を指示するだけなら、教示ではなくリードに過ぎない事を指導者は気づくことが大切でしょう
リードはコーチのすることであり、師範として仮にも「師」を名乗るのであるならば、
教える弟子を必ず自分よりも強い戦士に育てるのだという執念と決意がなければならないと感じました。
文章にすると、少し難解な感じがしますが、稽古では楽しく各自が自分のレベルで学べるよう努力して参りたいと思います。
最後は「道場にいないときの稽古」を確認しあいました。
余談ですが最近、観た映画「ベストキッド」(現代版)で師のジャッキーチェーンは弟子の子供に何回もジャケットを
着る、脱ぐ、落とす、掛けるを繰り返させます。
不満をぶつける弟子に「日常のすべての動作がカンフーなんだ」と教えるシーンがありました。
強くなる人の条件の一つは「日常に於ける所作を間違えていない」事に尽きるでしょう
千脇先生は毎週土曜日の稽古で「一週間に於ける修行が全部出る」と言います。
事実、習ったことを心掛け、自らを顧見る少年は目を見張るほど成長しています。
月曜日の稽古が大切ではなく、そこで学んだ事を一週間どう自らの血肉にできるかに
その人の成長は掛かっているのでしょう。
最後は道場訓
「理は上より説き下し修行は下より訊ね上げることものの常なり
敵に向かって生を忘れ死を忘れ、敵を忘れて我を忘れて、念を動ぜず、意をなさず
無心にして自然の感に任せるとき、変化自在にして応用無碍なり」を唱和して終了しました。
たとえ参加者が一人でも真剣に本気で指導をしていきたいと思います
本日の稽古内容は
1,武術に於ける立ち方、座り方の所作
稽古を始めるにあたり、今までの練習目的の稽古ではなく「道場に入ったら隙を作らない」
所作のため正しい立ち方、座り方は心構えと共に大切なものです。
自然に立ちながら、いつでも臨戦態勢に入れる立ち方は臍下丹田に意識を於いて正中線を
維持した状態を作る事です その態勢を保ちながら稽古をすることは無駄な組手をたくさんするよりも
遙かに実践に対応する身体を作ってくれます
2,移動稽古に於ける技の繋ぎ
倉本師範は「型はあって型はなし」とよく話されています
実践の中から真に使える技を追求してきた師範のお言葉でありましょう
個性のある様々な人に決まった型を繰り返し教えることは、身体に技を覚えさせる効果が
ある反面、「動きの質を変えられなくなる」弊害があることも事実です。
自分が行う移動稽古は(技と技の繋ぎを如何に早くするか)という身体の使い方に
目的をおきます。技の一つ一つは基本の反復稽古で質を高め移動においては
繋ぐ早さのポイントを一人一人しっかり観察しながら修正していきます。
3,蹴りの原則的な入れ方
様々に変化する足技の中で絶対に変わらない基本原則を4項目に分け
各パートの反復稽古で当てる勘を養います。
たとえばクイック、ダブル、切り返し、フェイントの順に変化する足技の
間合い、呼吸、タイミングを学びます。
4,限定組手で姿勢、呼吸、間合いを確認しながら前のパートで学んだ
足技の使い方を自分なりにアレンジしていきます。
基本的に各自が自分の頭を使って動きの質を変える稽古を中心に学び合いました
40年も稽古をしているのですが、新しい塾生と交わることによって、毎回新しい気づきがあります
と同時に反復練習を指示するだけなら、教示ではなくリードに過ぎない事を指導者は気づくことが大切でしょう
リードはコーチのすることであり、師範として仮にも「師」を名乗るのであるならば、
教える弟子を必ず自分よりも強い戦士に育てるのだという執念と決意がなければならないと感じました。
文章にすると、少し難解な感じがしますが、稽古では楽しく各自が自分のレベルで学べるよう努力して参りたいと思います。
最後は「道場にいないときの稽古」を確認しあいました。
余談ですが最近、観た映画「ベストキッド」(現代版)で師のジャッキーチェーンは弟子の子供に何回もジャケットを
着る、脱ぐ、落とす、掛けるを繰り返させます。
不満をぶつける弟子に「日常のすべての動作がカンフーなんだ」と教えるシーンがありました。
強くなる人の条件の一つは「日常に於ける所作を間違えていない」事に尽きるでしょう
千脇先生は毎週土曜日の稽古で「一週間に於ける修行が全部出る」と言います。
事実、習ったことを心掛け、自らを顧見る少年は目を見張るほど成長しています。
月曜日の稽古が大切ではなく、そこで学んだ事を一週間どう自らの血肉にできるかに
その人の成長は掛かっているのでしょう。
最後は道場訓
「理は上より説き下し修行は下より訊ね上げることものの常なり
敵に向かって生を忘れ死を忘れ、敵を忘れて我を忘れて、念を動ぜず、意をなさず
無心にして自然の感に任せるとき、変化自在にして応用無碍なり」を唱和して終了しました。