14日(日)午後1時より本部道場にて今年度最後の昇級審査会が行われました
今年から年3回となりました審査会において、またしても次の選手として
活躍が期待できそうな少年の昇級がありました。
まず一人は最高点を獲得し黄色帯から緑帯に飛び級した菊地悠生君です

彼は幼稚園年少から入門 お父さんが地道に連れてくるも稽古が嫌だと泣き出し
お父さんから離れず何回となく稽古ができない日々が続きました。
こういうとき二つの反応があります。

一つは「この子には向かない」「うちの子は才能がない」と諦めて
空手を辞めさせてしまう反応

その子は「嫌なことはしなくてよい」「気に入らなければ泣いてぐずれば辞められる」
という悪循環が身につき、その後、好きなことしか行わなくなり最悪は学校を登校拒否
会社に入っても気に入らないことはしたくないと甘え、その結果現在30万人いると言われている
引きこもりのできあがりです。

もう一つは「どんなに嫌がっても子供の可能性を諦めず、後ろから背中を押してあげる
いつも応援している」という愛情で厳しく通わせる。
悠生君のお父さんは後者を選びました。
自らも日曜日の親子空手に参加して子供に背中を見せ、成長すると言われている
クラスに積極的に参加させてきました。
やがて、あれほど嫌っていた稽古に積極的に参加、頑張って型を覚え上手になれば
いろんな人達が誉めてくれ、更にやる気を出すという良循環となりました。

子供は楽しいことが大好きです ゲーム 遊び アニメ等
現在は楽しいことが溢れています、であるが故に我慢や努力することが不幸のように
感じてしまう風潮があることも確かです。
しかしながら、子供に諦めと我が儘を許してしまう事は結果的にその子の為に
ならないことは明らかです。

苦しさから逃げようとするとき、背中を押してくれる親の「真実の愛情」こそ
本当にその子を育むものであると松栄塾は考えます。


2012年 後期昇級審査会   10月14日(日)   本部道場

  二級茶                  柳川 湧我 
  二級茶                  幸松 弦勇 
  三級紺                  片岡 恭
  四級緑                  菊地悠生
  四級緑                  田中 蒼
  四級緑                  高橋直人
  四級緑                  濱本琉陽
  五級赤                  少善祐人
  六級黄                   犬塚 凛
  六級黄                  佐藤伶桜
  七級紫                  高橋瑞希
  七級                   林田英樹
  七級                   仲川光汰朗
  七級                   佐藤蒼空
  七級                   鈴木将心
  七級                   白旗諒介
  七級                   刈谷康平
  八級青                  大畑 聡
    青                  飛空
  九級空                  仲峰新太
  九級                   大畑晃惺
  九級                   松根航輝
  10級オレンジ               荒川太壱
  10級                   重松栄麻


        以上     10月度付け