3日(日)節分の日 豆まきも忘れて2013年度 第1回松栄カップを開催しました
まず始めに今回も60名を越える参加者が狭い道場に集い、見学に来た御父兄、応援の友人に
大変、ご迷惑を掛けてしまいました、心からお詫び申し上げます。
松栄カップも回を重ねるたびにレベルも上がり、今回は上級の部であるチャンピオンシップと
松栄カップと分けての開催と致しましたが、やはり昨年出場しなかった茶帯を出したら意外に
強すぎたり帯で判断をしたらメチャクチャ強い白帯がいたりとか、マッチメイクにもう少し
余裕を持たせて各道場の先生ともご相談のうえ開催しなければ、厳しい現状となって参りました。
極めて嬉しい悲鳴なのですが60名の選手と御父兄が集まるのは物理的に難しいので、良い会場を
探して行うか、午前と午後に分けて行うなどの工夫が必要だと思いました。
ともかく松栄カップ並びチャンピオンシップは公式大会に出場するための予行練習というのが
本来の目的なので、余り過激な応援や勝敗にこだわる余り勝てば良いというような試合を
するのではなく、個人の才能をどこまで伸ばしていけるかという目的を重視して参りたいと
思います。
松栄塾における昨年の成功例では、やはり西村匡生選手が野地祭りで活躍し千葉国際大会でも
唯一入賞、練習試合でもある意味風格が出てきました。
本人の努力もさることながら、やはり環境が人を変えていくというのが見逃せない事実であると
思います。
そこにあるのは、やはり空手を修行しているお父さんの影響が大でしょう。
忙しい仕事の合間を縫っては大和の拳成館まで出稽古に出向き、野地道場に出稽古に行った
帰りに松栄塾の稽古に来るというひたむきな努力、そして他人が行ったら今のご時世、間違いなく
虐待と言われるスパルタな訓練、それを耐えてでも強くなりたいと思う本人の意志、
それらすべてが匡生の強さに繋がっていると思われます。
今日も松栄カップで負けた子達に申し伝えました。「神奈川の拳成館は2時間の道のりを
車や電車を乗り継いで松栄塾まで来ているんだ、自転車数分で来られるみんなとは覚悟が違う」
そうした僅かな差が大きな差になって結果に表れるからこそ武術は厳しいと思います。
その僅かな差をつけるために「覚悟」を身につけるために日頃の稽古に対する姿勢を変えていく
一本の突きや一動作の蹴りを見直し工夫を重ね新たな気づきを重ねていく。
そこにこそ松栄カップの本来の目的はあると言えましょう。
そのような観点に立てば「負けるが勝ち」「勝つためにまず負ける」という姿勢で自らの
成長の節目としていけるのではないでしょうか。
また昨年、負けなしであった大澤あねらちゃんは驚いたことに多くのお母さんファンを
獲得していました、彼女の組手に尊敬の眼差しを送ってくれる多くのお母さん達に感謝
致しますが、今回は最大のライバル、丸尾真人君の出場で連勝記録は破られました。
これもまた武道の神が余り稽古好きではない、あねらちゃんに試練を与え更なる飛躍をする
チャンスをもらったとしか考えられません。
連戦連勝だった破天荒塾最強の幼稚園児、金沢愛香ちゃんが負けてしまったのも
野島祭り第3位の内山力太が破れたのも今後の大いなる飛躍のチャンスだと思えてなりません。
松栄カップは仲間と切磋琢磨する「練習試合」なのですから、いくら負けても
本当の負けではなく勝負はあくまで本番の3/23浦安決戦であると各先生から最大の激励
励ましを御願い致します。
次はいよいよ全日本武術総合空手道連盟本年度最大のイベント 第5回全関東並び第4回全日本大会
昨年来、松栄カップで熱戦を重ねてきた戦士達が運動公園総合体育館のオーロラビジョンで
大活躍をする事を楽しみにしながら準備に掛かりたいと思います。B3ポスター-1