松栄塾、前期昇級昇段審査会を3月3日午後12時半から本部道場で行われました。
今回は昨年、47歳の若さで霊山に旅立った佐藤友昭さん遺児、佐藤 海さんが
昇段十人組手に挑戦しました。
佐藤さんが亡くなる数日前、見舞いに訪れた友人は日記の中でこう綴っている。
「なぜ、子供たちに空手を?」
「普通の礼儀とか靴を揃えるとか、そういうものを学んでほしくてさ……
それ以上の事を学んでくれて……ありがたいよ」と答えられました。
あるときに些細な話しの中で佐藤さんは息子の天くんに言われたと語ってくれました。
「お父さんの考え方は相対であり、僕の目指すものは絶対の世界だから」
それを聞いたとき、入門を決意したと笑いながら話されていました。
「試合に出て、十人組手に挑戦したい」
佐藤さんの空手に於ける夢でありました。
その夢を二人の息子と娘が達成しました。
塾長を含む松栄塾の黒帯強豪と戦う小学校六年生の娘の姿を見守っていた
お母様たちの眼には、光るものが流れていました。
命尽きてこの身は滅ぶとも、志高き魂だけは引き継がれる事を
娘は見事に証明しました。
「人生の価値とは長いとか短いということではなく
この世にどのような足跡を残したことで決まる」
最後まで諦めず闘い抜いた一人の少女を瞼に焼き付けた人達は
どんな素敵なひな壇よりも華麗な気高い最高のひな祭りとなった事であろうと信じます。
今回は昨年、47歳の若さで霊山に旅立った佐藤友昭さん遺児、佐藤 海さんが
昇段十人組手に挑戦しました。
佐藤さんが亡くなる数日前、見舞いに訪れた友人は日記の中でこう綴っている。
「なぜ、子供たちに空手を?」
「普通の礼儀とか靴を揃えるとか、そういうものを学んでほしくてさ……
それ以上の事を学んでくれて……ありがたいよ」と答えられました。
あるときに些細な話しの中で佐藤さんは息子の天くんに言われたと語ってくれました。
「お父さんの考え方は相対であり、僕の目指すものは絶対の世界だから」
それを聞いたとき、入門を決意したと笑いながら話されていました。
「試合に出て、十人組手に挑戦したい」
佐藤さんの空手に於ける夢でありました。
その夢を二人の息子と娘が達成しました。
塾長を含む松栄塾の黒帯強豪と戦う小学校六年生の娘の姿を見守っていた
お母様たちの眼には、光るものが流れていました。
命尽きてこの身は滅ぶとも、志高き魂だけは引き継がれる事を
娘は見事に証明しました。
「人生の価値とは長いとか短いということではなく
この世にどのような足跡を残したことで決まる」
最後まで諦めず闘い抜いた一人の少女を瞼に焼き付けた人達は
どんな素敵なひな壇よりも華麗な気高い最高のひな祭りとなった事であろうと信じます。