9月13日(土) 戸田スポーツセンターにてマス大山メモリアルシップが開催されました。
これには 鈴木将心 大畑晃惺 佐藤蒼空 高橋瑞希 高橋直人 佐藤怜央 菊池悠生 西村正生
中村一愛の9名が参戦致しました。
松栄塾選手先鋒を切ったのは中村一愛(4年)選手 相手は中国からの参戦 チョンジーハン選手
150センチ55キロの巨漢選手です。中村選手も小さい方ではないのですが、いざ、並んでみると
その体格差は明確です、お母さん お兄さん、おじいちゃんおばあちゃんの見守る中、試合は開始
最初は体格差に押されていましたが、後半、夏休みプライデートレッスンで死ぬほど稽古してきた
パンチから下段回し蹴りが巨体を揺るがし始めました、松栄塾の先鋒として負けられないという
プレッシャーと何より大きいものに向かっていくという大切な事を皆に示して延長戦へ、スタミナの切れた相手に一愛がパンチの連打を浴びせ、見事、判定勝ち、おじいさまの眼から感動の涙がこぼれておりました。
鈴木将心選手は器用な組手で、1回戦の相手を翻弄して危なげなく勝利 2回戦の相手は不動のチャンピオン拳成館の高治李琉斗選手 松栄カップで散々やられてきた目標とする選手に臆することなく、戦いきり残念ながら技ありを奪われて2回戦敗退、しかしながら、今までで一番良い動きができたことと、将心選手の中で何かが変わった事、少なくても、もう手の届かない選手ではないと自信を付けたことが、今回の大きな成果でありました。試合後の晴れ晴れとした顔が全てを物語っています。
稽古に対する姿勢、どんな事にでも手を抜かない姿勢を身に付けることが一番大切なことだと思います。
期待の星、大畑晃惺も1回戦は余裕の一本勝ち、小さな体から繰り出される角度の良い回し蹴りは
松栄塾少年部最高峰です。しかし、これまた2回戦の相手は昨年の優勝者 北海道の小泉秀士選手
トーナメントの不運か激戦するも2回戦敗退となりました。高治対策を練りながらこの夏、稽古を積んで運が良ければ決勝戦でと思っていましたが、運も勝負のうち、この敗戦を胸に更に強くなって戴きたく思います。佐藤蒼空選手も1回戦完勝、続く2回戦でガードの甘さが出てしまいました。今回、多くの敗因のひとつが1分間という短い試合時間で、待ちの姿勢を作ってしまった事です。60秒しかない
試合の中で稽古してきたことを全部出すのは無理であるとしても、いかに自分のペースに巻き込む事が出来るかに勝敗の分かれ目がありました。しかしながら、負けた蒼空選手が大泣きして「このままではだめなんだ」と自ら言ったときは「アナと雪の女王」ぐらい感動しました。
「姿勢」が変わる、その為には「心」が変わることが必須です、身体を動かすものは心、故に心が変わる以外に自分が変わることはできないのでしょう。
佐藤怜央選手は体力、ラッシュの力で今大会最奥の仕上がりを見せていた中村京誠選手に何もさせてもらえず、1回戦敗退、黒帯初の試合を飾ることはできませんでした。これから何をしなければならないか
、それは本人が一番思います。武術で大切な事は「気付く」事であります。今の自分を知り、何が欠けているのか、何を更に伸ばせば良いのか、気づくものと気づかないもの、この先その差は歴然と現れます、そういう意味で今大会は、様々な氣つきを与えてくれた素晴らしい大会であったと思います。
1回戦を飾れなかった菊池悠生選手も誰よりも小さい身体で頑張りました、終了後、泣きながら最近空手を始めたお父様を蹴っていました。勝たせてあげたかった父親の気持ち、自分も何度も経験し誰よりもわかっているつもりです、その悔しい思いが、いつか栄光の架け橋になることは間違いありません。
優勝して当然、シルバーコレクターはもうたくさんだ、大会前、公言し黒帯を取って最初の大会であった西村匡生選手、決勝戦のロシア選手対策を考えていたとき、「その前の茶帯の方が怖い」と伝えました、ともかく60秒という試合時間、勢いのある選手はそれだけで有利です、準決勝、匡生選手の良いところが全く出ず、無念の敗退、贔屓めであることを、認めながら書くならば、決勝戦のロシア選手は
匡生得意なタイプで、たぶん、戦えば勝ったでしょう、しかし、そこに行くこともできませんでした。
戦いと言うのは不思議なもので、時に神が采配を振っているのではないかと思います。
しかしながら、そこには全て深い意味が隠されており、原因と結果の中からでしか「気づき」は得られません。高橋直人選手はこの大会のために10時間以上のプライベートレッスンを積み、西村選手との
10人組手では技ありも取れるほど、技を磨きました、2回戦旗二本上がるも引き分けになり、再延長で
技ありを奪われました。延長で勝っていたと言う人もいましたが、その大会で責任を持って審判をしている事をとやかく評価するのは邪道のする事、文句があるなら全部叩きのめして勝ちあがればいいだけです。
負けるには必ず負ける原因があることに気づく、その事が今、一番大切であると思います。
このBlogでも度々紹介した高橋瑞希選手 二年生で腹筋バリバリの少女は空手が大好きです。
マスクをすると眼にかかって邪魔だと、大切な前髪をおでこまで切ってしまう。
可愛い洋服よりも新しい空手着がほしいと言い、どんな楽しい遊びよりも空手の稽古が楽しく
毎日5キロ以上の道のりをランニングして道場に通う散切り頭の少女が優勝しました。
・・・・・・・・・戦いの神様は、必ず見ています・・・・・・・・・・・・・・・
次は北海道空手道選手権大会 最高にうまい物を食べながら、自分にリベンジしに行きましょう!!
これには 鈴木将心 大畑晃惺 佐藤蒼空 高橋瑞希 高橋直人 佐藤怜央 菊池悠生 西村正生
中村一愛の9名が参戦致しました。
松栄塾選手先鋒を切ったのは中村一愛(4年)選手 相手は中国からの参戦 チョンジーハン選手
150センチ55キロの巨漢選手です。中村選手も小さい方ではないのですが、いざ、並んでみると
その体格差は明確です、お母さん お兄さん、おじいちゃんおばあちゃんの見守る中、試合は開始
最初は体格差に押されていましたが、後半、夏休みプライデートレッスンで死ぬほど稽古してきた
パンチから下段回し蹴りが巨体を揺るがし始めました、松栄塾の先鋒として負けられないという
プレッシャーと何より大きいものに向かっていくという大切な事を皆に示して延長戦へ、スタミナの切れた相手に一愛がパンチの連打を浴びせ、見事、判定勝ち、おじいさまの眼から感動の涙がこぼれておりました。
鈴木将心選手は器用な組手で、1回戦の相手を翻弄して危なげなく勝利 2回戦の相手は不動のチャンピオン拳成館の高治李琉斗選手 松栄カップで散々やられてきた目標とする選手に臆することなく、戦いきり残念ながら技ありを奪われて2回戦敗退、しかしながら、今までで一番良い動きができたことと、将心選手の中で何かが変わった事、少なくても、もう手の届かない選手ではないと自信を付けたことが、今回の大きな成果でありました。試合後の晴れ晴れとした顔が全てを物語っています。
稽古に対する姿勢、どんな事にでも手を抜かない姿勢を身に付けることが一番大切なことだと思います。
期待の星、大畑晃惺も1回戦は余裕の一本勝ち、小さな体から繰り出される角度の良い回し蹴りは
松栄塾少年部最高峰です。しかし、これまた2回戦の相手は昨年の優勝者 北海道の小泉秀士選手
トーナメントの不運か激戦するも2回戦敗退となりました。高治対策を練りながらこの夏、稽古を積んで運が良ければ決勝戦でと思っていましたが、運も勝負のうち、この敗戦を胸に更に強くなって戴きたく思います。佐藤蒼空選手も1回戦完勝、続く2回戦でガードの甘さが出てしまいました。今回、多くの敗因のひとつが1分間という短い試合時間で、待ちの姿勢を作ってしまった事です。60秒しかない
試合の中で稽古してきたことを全部出すのは無理であるとしても、いかに自分のペースに巻き込む事が出来るかに勝敗の分かれ目がありました。しかしながら、負けた蒼空選手が大泣きして「このままではだめなんだ」と自ら言ったときは「アナと雪の女王」ぐらい感動しました。
「姿勢」が変わる、その為には「心」が変わることが必須です、身体を動かすものは心、故に心が変わる以外に自分が変わることはできないのでしょう。
佐藤怜央選手は体力、ラッシュの力で今大会最奥の仕上がりを見せていた中村京誠選手に何もさせてもらえず、1回戦敗退、黒帯初の試合を飾ることはできませんでした。これから何をしなければならないか
、それは本人が一番思います。武術で大切な事は「気付く」事であります。今の自分を知り、何が欠けているのか、何を更に伸ばせば良いのか、気づくものと気づかないもの、この先その差は歴然と現れます、そういう意味で今大会は、様々な氣つきを与えてくれた素晴らしい大会であったと思います。
1回戦を飾れなかった菊池悠生選手も誰よりも小さい身体で頑張りました、終了後、泣きながら最近空手を始めたお父様を蹴っていました。勝たせてあげたかった父親の気持ち、自分も何度も経験し誰よりもわかっているつもりです、その悔しい思いが、いつか栄光の架け橋になることは間違いありません。
優勝して当然、シルバーコレクターはもうたくさんだ、大会前、公言し黒帯を取って最初の大会であった西村匡生選手、決勝戦のロシア選手対策を考えていたとき、「その前の茶帯の方が怖い」と伝えました、ともかく60秒という試合時間、勢いのある選手はそれだけで有利です、準決勝、匡生選手の良いところが全く出ず、無念の敗退、贔屓めであることを、認めながら書くならば、決勝戦のロシア選手は
匡生得意なタイプで、たぶん、戦えば勝ったでしょう、しかし、そこに行くこともできませんでした。
戦いと言うのは不思議なもので、時に神が采配を振っているのではないかと思います。
しかしながら、そこには全て深い意味が隠されており、原因と結果の中からでしか「気づき」は得られません。高橋直人選手はこの大会のために10時間以上のプライベートレッスンを積み、西村選手との
10人組手では技ありも取れるほど、技を磨きました、2回戦旗二本上がるも引き分けになり、再延長で
技ありを奪われました。延長で勝っていたと言う人もいましたが、その大会で責任を持って審判をしている事をとやかく評価するのは邪道のする事、文句があるなら全部叩きのめして勝ちあがればいいだけです。
負けるには必ず負ける原因があることに気づく、その事が今、一番大切であると思います。
このBlogでも度々紹介した高橋瑞希選手 二年生で腹筋バリバリの少女は空手が大好きです。
マスクをすると眼にかかって邪魔だと、大切な前髪をおでこまで切ってしまう。
可愛い洋服よりも新しい空手着がほしいと言い、どんな楽しい遊びよりも空手の稽古が楽しく
毎日5キロ以上の道のりをランニングして道場に通う散切り頭の少女が優勝しました。
・・・・・・・・・戦いの神様は、必ず見ています・・・・・・・・・・・・・・・
次は北海道空手道選手権大会 最高にうまい物を食べながら、自分にリベンジしに行きましょう!!