全世界に衝撃が走った　全戦無敗　前回の試合では強敵と言われたルイスを七回KO　絶対王者と思われたが、元3団体統一王者タイソン・フューリー（英国）が王者デオンテイ・ワイルダー（米国）を7回1分39秒TKO勝ち。ワイルダーは引き分けに終わった2018年12月以来の再戦に敗れ、44戦目でプロ初黒星。11度目の防衛ならず、王者から陥落した。

様々なコメントがWEBを賑わしているが、自分は武術的にこの試合を見ていた。
まず、入場からしてワイルダーに覇気を感じられない　難しく言うならば「氣」が前に出ていなかった
覚醒剤所持と素行の悪さは必ず、その人の「氣」となって現れる。
連戦を誇っていたときの、（覇気）が全く感じられない。

技の幅が狭すぎた　一撃必殺の右ストレートを持っていても、そこに到るまでの「作り」がなければ
あのクラスでは通用しない、対戦相手のタイソンは長いリーチを活かして西島洋介さんが得意としている、クイックのリードジャブを牽制にに使いながらも、左ストレートに変化させる技の振り幅を持っていた、そして決定的になったのは、明らかな体重差　ヘビー級に於いても体重の違いは10キロを越えれば、即パンチの破壊力としてその差は歴然であった。



ボクシング技術のことは良くわからなく、常に西島洋介さんに学んでいるが、どんな格闘技でも
究極的には「心技体」に繋がることをこの試合は教えてくれたと思う。

と共に歴代王者であるタイソン、ホリフィールドがリングに挙がったときの、年を取ったLEGENDたち
人生はあまりにも短く儚いことを教えてくれる。

今、ここ、二度はない人生に後悔しない日々を歩もう　　　　　　　押忍