元松栄塾生であり、現在は極真千葉チャンピオンの山本先生率いるビクトリーカラテスクールに
通われている大嶋幸太郎さんが千葉大学医学部を卒業され、見事、医師国家試験に合格されました
これでカラテ界にまた、頼もしいドクターの誕生です。
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当時、大嶋さんは後援会長のご子息 天才高橋孝四朗や後に相撲界に移り現在でも力士をしている
怪物くん 佐藤 孝(小学校1年生にして70K越え)などと大会で活躍していた選手と同期でした。
あまり、大会には参加しない大嶋さんは、できない大きな理由があったと記憶しています。

大嶋さんのお父さんお母さんは、眼が御不自由で、家の掃除、洗濯、料理まで彼は手伝いながらの
修行でした。大変な環境の中、人一倍努力を積み重ね、その中で空手の練習時間を取っていました
受験の為、小学校5年生で松栄塾は卒業しましたが、その後、名門、開成中学に合格をしたと
報告に来てくれました。松栄塾を卒業するとき、彼に松栄塾のTシャツをプレゼントしました。
Tシャツ一つも無駄にできない、大変な環境で頑張っていた彼は本当に心から喜んでくれて
後にお母様より「僕は必ずいつか空手に復帰する」と言っていましたとお伺いしました。

その後、国立大学に合格するも、再び千葉大学の医学部を受験され、千葉の大会のとき
「重松先生」と声をかけてもらいました。聞けば新極真会の大会で自分が優勝したとき
出稽古でお世話になった山本先生のところで空手を再開していると聞き、あの時の
約束を果たしてくれたんだと、感動しました。その際、お母様が彼を産んだときの
気持ちを歌ったCDが出ていると聞いて、早速購入させてもらいました。

松栄塾空手の目的は「魂の設計」と位置づけております
これは、若かりときに落合信彦先生の「勝ち組クラブ」で学んでいるとき「真の教育は
魂の設計である」という格言からきております。空手が競技や護身術だけで終わらないため
空手の真の目的である「人格の向上」「不撓不屈の精神を築く」「人としての進化」
その目的に向かって更に前進して参りたいと思います。   押忍