7月26日
またしても随分更新が遅れました 現在コロナをテーマにした小説を書いており
一段落しましたので、日誌を書くことにしました。日誌と言うのですから毎日書かなければ意味がないと思いますので頑張って参ります   押忍  押忍  押忍
7月の26日には本年初めての昇級昇段審査を行いました.

コロナの収集目処がつかず賛否両論ありましたが、今できなければ暫くはイベント開催は無理という結論になるので、挙行しました。

こういう状況であるにも関わらず、ゲストとして元WBC 世界クルーザー級チャンピオン西島洋介さん、キック界のレジェンド全日本キックライト級チャンピオン、金澤久幸先生、世界で公認されたチャクリキジャパン古河代表の相澤宏使館長、数日後にはタイトルマッチを控えたレベルス六十二キロ級チャンピオン 丹羽圭介さんに来て頂き、昇段審査の十人組手に華を添えて頂きました。 今回地獄の十人組手に挑戦するのは松栄塾後援会長にしてここ数年の受験者では最高齢記録の47歳 鈴木康広茶帯と日本一多忙なサラリーマン武道家 松栄塾の兄貴、漢45歳 匠原克直茶帯の二名でした。

空手は完全なる濃厚接触競技であり、道場の一同が会してのイベントと言うことで全員がマスク着用(十人組手対戦相手も含む)ソーシャルディスタンスを守りながらの審査でした。この夏も異常と言える猛暑となり日々の稽古も熱中症の危険と隣り合わせの状況のなか、鈴木会長は毎週自分と個人的に稽古を行いました、特にスタミナをつけることが急務であったため、10ラウンドのスパーリングやミット打ちを繰り返して参りました、鈴木会長と言えば内装関係の会社を経営する職人取締役で時には土日も返上して仕事の指揮を執っておられます。毎日疲れた身体に鞭を打ち日々の稽古をこなしながら、特別練習も欠かさずに続けておられました。

松栄塾の稽古生は師範を除く全ての人が「アマチュア」であり趣味、健康維持、ストレス解消、自己に打ち勝つ強い心を作るなどそれぞれの目標を持ち日々稽古を重ねております、敢えて無理をして怪我をする必要は全くなく、むしろ仕事に支障を残すのは百害あって一利もありません。
そうした中、それでも八百長試合ではないガチの組手で最後まで立っている体力と気力を培うため、お二人は自己の限界に挑戦し修行に励みました。
西島洋介さんの世界を獲ったパンチの嵐に耐え、怪鳥といわれた金澤先生の蹴りを受けながら、現役チャンピオンである丹羽選手の攻撃にも恐れることなく前に前に出ていく漢の闘いを、松栄塾生ほぼ全員、眼に焼き付けることができました。
「倒れてもまた、立ち上げる、心が折れそうになっても最後まであきらめない」
人生で最も大切なことを昇段審査を受けたお二人は見事体現してくれました。

最後に闘いを終えた鈴木会長はこの数週間を振り返ったのか、最後は男泣きに泣きながら全員と握手をしておりました。泣けるほど努力をする、涙が溢れるぐらい全力で目標を達成する、世界が憧れるブラックベルトを腰に巻いた漢の背中は、その事を饒舌に語っておりました。