昨年の1月1日　コロナの大旋風が吹き荒れる前、元旦だというのに汗臭く、多くの血と汗を吸い込んだリングでエンセン井上さんにお会いしました
エンセン井上さんとはラケットボール時代からの知り合いで、「重松、俺一回でいいからリアルファイトしたいんだ」とラケットコートで話され
たまたま、持っていた白いグローブを差し上げたのが、28年前の福島だった、一度だけと言われたエンセン井上さんは、その後、当時まだ新小岩にあった渡辺キックボクシングジム
に連れて行き、鬼の渡辺会長より地獄のトレーニングを受ける、修斗デビュー線ではバックマウントから、当時まだ見慣れないパウンドの連打で完全勝利をもぎ取りました。

日本にグレーシー柔術を学んだ青年がいると「修斗の超新星」と言われに二戦目はいきなりの日本武道館、さらにはNKホールと一気に日本格闘技界を牽引する選手へと
駆け上られました　特に印象深いのは、当時UFCヘビー級チャンピオンで世界一強い男として言われたランディクートアとの戦い　戦前予想では9−1でランディの勝ちと言われた
試合を1ラウンド逆腕十字固めで秒殺、世間の度肝を抜きました。その後もアントニオ、ホドリゴ、ノゲイラやマークケァという世界最強の男達と歴戦を繰り広げていました。
目指すは日本人初のUFCチャンピオンであったが、格闘技を始めた年齢が遅く（彼はラケットボールの世界チャンピオンであった）
UFC参戦で勝利をするものの、歴戦の怪我のため惜しまれて引退をされました。
努力に努力を重ねたエンセン井上さんの夢は大相撲横綱の夢を断たれたスダリオ剛さん受け継がれました　まさに大和魂の継承です
　本日、WBF元クルーザー級チャンピオン西島洋介さんの元、打撃技術向上のため出稽古に来られました。





驚いたことに、身体の柔らかさに加え抜群の身体能力を見せつけてもらいました。
大相撲で磨いたこの身体能力とエンセン井上さんの大和魂　そして世界を驚愕させたグラウンド技術
そこに世界を取った西島洋介さんの打撃技術が加われば、まさに天下無敵となるでしょう。
さらには蹴りの技術向上のためキックボクシングのレジェンド金澤久幸先生にも応援をお願いしております
師匠　エンセン井上さんの夢だった日本人がUFCのベルトを巻くこと、もしかするとこのチームで
現実になるような気が致します。


また、先日目の手術をされたばかりのキック鳥羽会長も練習に参加してくださり、スダリオさんのミットを
もってくださいました。

また、軽量級でありながら、顔面ありのスパーリングを自ら望んで行われた漢高橋コーチ55歳
高校生達に爪の垢でも煎じて飲ませてあげたくなります　松栄塾には頼もしい男が凄んでいます